もう誰にもこいつを止められない…! スリップノットとストーン・サワーのフロントマンとして圧倒的存在感と共に世界に君臨する、史上最強のフロントマン/エンターテイナー、コリィ・テイラーが、なんと自身初となるソロ・アルバムを完成させた! 自身の幅広い音楽性とクリエイティヴィティを一切の制限ナシに解き放った愛すべきマザーフxxカー、この勢いを止められる奴などいるはずがない!
アイオワが生んだ猟奇趣味的鋼鉄音楽集団にしてグラミー賞受賞を誇るメタル・モンスター:スリップノット、そしてメロディに重点をおいた最高のハード・ロックで世界中を魅了する最強ロック・アクト:ストーン・サワー。その二つの強力なバンドのフロントマンにして、圧倒的存在感をもってシーンに君臨する史上最強フロントマン/エンターテイナー、コリィ・テイラー。絶対的な人気を誇るバンドのフロントマンでもあり、ソングライター、俳優、そしてニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家としても幅広く活躍するこの愛すべきマザーフxxカーが、なんと自身初となるソロアルバム『CMFT』完成させた!
この驚くべきソロ・デビュー・アルバムの情報公開と共に、アルバム収録曲の中から「CMFT マスト・ビー・ストップト(feat. テック・ナイン アンド キッド・ブッキー)」と「ブラック・アイズ・ブルー」という2曲が公開された。この2曲を聴いただけでも、『CMFT』のバラエティの豊かさが伺え、コリィが生涯にわたり影響を受け続けているという、ハード・ロックからクラシック・ロック、パンク・ロックからヒップ・ホップまでといった、幅広い音楽の要素が詰まっていることをはっきりと感じ取ることができる。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2020/07/31)
先行シングル「ブラック・アイズ・ブルー」では過去を懐かしみながら歌い上げており、インディペンデント・キングとも称されるラッパー、テック・ナインと、ロンドン出身のキッド・ブッキーをふぃー茶リングした「CMFT マスト・ビー・ストップト(feat. テック・ナイン アンド キッド・ブッキー)」では、スリップノットのデビュー・アルバムを彷彿とさせるコリィのライムが炸裂しているのだ。またこのミュージック・ビデオではコリィの友人として豪華アーティストたちによる夢の共演が実現、マリリン・マンソンやメタリカのラーズ・ウルリッヒ、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、そしてプロレスラーのクリス・ジェリコらが参加しているだけでなくここ日本からも驚きのアーティストがカメオ出演しているのだ。
コリィ自身にとっても待望のソロアルバムとなる今作は、10代の頃を思い返しながら制作した楽曲もあるという。プロデューサーにストーン・サワーも手掛けるジェイ・ラストンを迎え、クリスチャン・マルトゥッチ(ギター)、ザック・スローン(ギター)、ジェイソン・クリストファー(ベース)、ダスティン・ロバート(ドラムス)という彼が率いるバンドと共に、ラスベガスにあるハイドアウト・スタジオにてレコーディングが行われている。
この脅威のソロ・デビュー・アルバム『CMFT』は、アルバム全編を通してコリィの音楽精神を楽しみ、元気づけられ、そして彼のロードマップを辿れるような作品となっている。ギターを掻き鳴らし走り抜ける1曲目の「HWY 666」、コリィのソングライティングの真髄を魅せる「シルバーフィッシュ」、不気味なベースラインからの色褪せたギターサウンドが特徴的な「カルチャー・ヘッド」、そして感動的なピアノラインの「ホーム」ではコリィの声域がいかに広いかを体感することができるのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2020/07/31)
才気迸るコリィ・テイラーの表現力に驚くばかりだ。ご存知スリップノット/ストーン・アワーのフロントマンによるソロ作は既定のヘヴィー路線とは一線を画しながら、ロック好きもを魅了する見事なバランス感覚に長けた内容。特に大らかな歌唱力を活かしたパフォーマンスは、ジャンルや世代を問わない普遍性を帯びている。どの曲も人懐こいメロディーに貫かれており、こうした肩肘張らないフレキシブルな資質こそ、彼が魅せたかった素顔なのだろう。ピアノ・バラード"Home"(名曲!)、テック・ナインとキッド・ブッキーを交えたラップ・メタル調の"CMFT Must Be Stopped"も文句ナシのかっこ良さ。質の高い楽曲を揃え、音楽的間口を狭めない開放的な曲調は一級の娯楽作と言っていい。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.442(2020年9月25日発行号)掲載)