Busta Rhymesが設立したレーベルThe Conglomerate Entertainmentから、新鋭Stove God Cooksが1stアルバムをリリース。御大の肝いりでこの度正式デビューと相成ったフレッシュマンとの触れ込みながら、今までもCook$やAaron Cooksなど度々名義を変えて、BustaRhymesの作品は勿論こと、元Flipmode SquadのメンバーでBustaとは旧知のラッパー/プロデューサーRoc Marcianoのアルバムや、Conway The Machineの作品にも参加したりと、随所にその存在感をチラつかせてきたN.Y.地下の隠し玉だ。70~80'sのジャズ/ファンクをド渋にループしたRoc Marcianoによる男前ビートを、巧みでモダンなフロウと時折みせる歌声でもって器用に乗りこなす全12曲の展開。Flipmode Squad系譜の次世代N.Y.アンダーグラウンドを背負って立つべく気合十分の超ドープ作に仕上がっている。RocMarcianoファンは勿論のこと、Westside Gunn、Conway、BennyらGriselda周辺を追っている向きにも是非お勧めしたい一作。 (C)RS
JMD(2020/07/09)
バスタ・ライムズのレーベル、コングロマリットに所属するラッパーのデビュー作は、同じくバスタ率いるフリップモード・スクワッドの元メンバー、ロック・マルシアーノが全曲を制作。マルシアーノ作らしいドープでハードボイルドなトラックをバックに客演ナシの独演でアグレッシヴにスピットし、 ソウルフルなビートではブルージーに歌うようなラップも披露している。もちろんアルバム・タイトルはジェイ・Zのデビュー作のオマージュ。
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タワーレコード(vol.440(2020年7月25日発行号)掲載)