米国テキサスのオルタナ・プログレメタルバンド=OCEANS OF SLUMBER(オーシャンズ・オブ・スランバー) キャリア史上最高の作品とメンバーが断言する4作目は、自らの名を冠したセルフタイトル・アルバム『OCEANS OF SLUMBER』
2013年のアルバム『Aetherial』でデビューを飾ったOCEANS OF SLUMBERは、ソウルフルでスモーキーな歌声を持つ女性ヴォーカリストCammieが2014年に加入したことで才能を開花させた6人組だ。その後、バンドは『Winter』(2016年)、『The Banished Heart』(2018年)とフルレングス2作品をリリースし高い評価を獲得。約2年ぶりとなる4枚目のセルフタイトル作『Oceans Of Slumber』は"我々にとって新しいチャプターなんだ"とバンドのクリエイティブな部分を担うDobberは語るように、新たな時代に向けてバンドのサウンドを再定義し、コンセプトを明確化した内容となっている。
アルバムは壮大な世界をもつ(1)「Soundtrack To My Last Day」、重厚なるサウンドで魅了する(2)「Pray For Fire」、タイトル通りスケール感のある(3)「A Return To The Earth Below」など、今作は高い密度の楽曲が次々と繰り出されていく。従来のスタイルを継承している点もある、効果的に配置されたインスト楽曲の存在だ。映画のサウンドトラックのような不穏な雰囲気を醸す(4)「Imperfect Divinity」、美しいピアノの調べに包まれた(9)「September (Those Who Come Before)」の2曲のインストが作品の神秘性をより高めている。他にも、秋に色付き散っていく葉のように変化していく人間、そして人間関係を受け入れなければならないこと歌う(8)「I Mourn These Yellowed Leaves」など、常に幸福を追求するより、葛藤を描く楽曲が収められているのも新たな魅力だろう。本編最後には、TYPE O NEGATIVEが96年に発表した「Wolf Moon (Including Zoanthropic Paranoia)」のカヴァーを収録。ミキシングとマスタリングはDan Swano (OPETH、KATATONIA、EDGE OF SANITY、OMNIUM GATHERUM、INCANTATION)が担当し、盤石のサウンド・プロダクションを作り出している。Cammieの圧倒的な歌唱力は、各方面で注目されておりArjen Anthony Lucassenが主宰するプロジェクトAYREONの最新作『TRANSITUS』に抜擢されるなど今後も目が離せない存在となりつつある。
発売・販売元 提供資料(2020/07/31)