ブライアン・イーノからOPNまで魅了するアンビエント~アヴァン界の巨星、ジョン・ハッセル
衝撃の復活作に続く最新作をリリース!
記念すべきデビュー作にして、実験音楽史に残る大名盤『Vernal Equinox』のリマスタリング盤を今年の3月にリリースしたばかりの鬼才、ジョン・ハッセルが前作『Listening To Pictures (Pentimento Volume One)』に続く最新作、『Seeing Through Sound (Pentimento Volume Two)』をリリース!
「Pentimento」とは、「絵画において、修正されたり塗り重ねられたりした元の画像、形式、筆の流れが再び現れること」を意味する。この言葉は、微妙な差異を重ねていくことで形容不能な、中毒性のある新しいパレットを作り出す、「音を塗る」という彼の革新的なスタイルを的確に言い表している。
従来のハッセルを考えれば、このタイトルは幾通りにも解釈できるだろう。だが、今の時点で最も妥当な解釈はおそらく、度重なる困難の中でも歌い、楽しみたいという人間の本能だろう。不確定さと変わり続ける形状を歌った未来のブルースだ。このアルバムで、ハッセルはこれまでの「第四世界」の要素を抱合しつつ、音楽の新しい形式と変形を生み出すためにまたもや冒険している。これからの世界の音楽がどうなるのかを覗き込める、スリリングな窓のような作品だ。
発売・販売元 提供資料(2020/07/02)
2020年3月にデビュー作の『Vernal Equinox』のリマスタリング盤を発売したミニマリズム、アンビエントの巨匠・ジョン・ハッセルの新作がリリース。オリジナル・アルバムは2年を経ての発売になるが、前作に引き続き"pentimento"(修正により見えなくなっていた元の画像が見えるようになる)シリーズの作品になる。ジョン・ハッセルといえば、ブライアン・イーノとの共演アルバム『第四世界の鼓動』で有名になった"第四世界"という音楽概念が有名だが、世界中の民族音楽のスタイルとエレクトロニックサウンドを融合させたサウンドは本作でも健在だ。
intoxicate (C)荻原慎介
タワーレコード(vol.147(2020年8月20日発行号)掲載)