現代ミュージック・シーンの重鎮ギタリスト、ビル・フリゼールの最新トリオ作品がブルーノートからリリース。
昨年2019年にはトーマス・モーガンのデュオ作品をECMから、そして新プロジェク=トハーモニーをブルーノートからリリースしたビル・フリゼールが早くもトリオ作品をリリース。
トリオのメンバーは、ここ数年、フリゼールとツアーを共にし、昨年にはNYで"ジャズの聖地"と呼ばれるジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードのステージをも共にしたトーマス・モーガン(b)、ルディ・ロイストン(ds)。
フリゼールが切望してレコーディングに至ったという本作、「このアルバムは、ルディとトーマスと、そして私と彼らの音楽を通して築いた関係性のすべて。ここ数年、一緒に演奏をしてきたが、それを証明するものが何もなかった。だから、録音して残したかったんだ。彼らとの演奏が私の空想の中でマジカルなものではなく、リアルなものだと証明したかった。」と自信が語る待望作。
彼らが何度も一緒にプレイをしてきたファンには耳馴染みのものから、一度しか演奏したことがないものまで様々な楽曲を収録。長年共にツアーを巡っていたからこそ「新鮮さ」を大切にしたと言う。プロデュースを務めるのはこれまでもフリゼールのアルバムを多く手がけてきたリー・タウンゼンド。フリゼールが最も信頼しているメンバーと織り成す渾身のアルバム。
発売・販売元 提供資料(2020/06/23)
ビル・フリーゼルの新作がブルーノートより発売される。本作は、ビル・フリーゼルがここ数年活動をともにしている、トーマス・モーガン(b)、ルディ・ロイストン(ds)が参加したギター・トリオによる作品。2019年にブルーノートへ移籍後の初アルバムになる前作『ハーモーニー』がジャズとアメリカーナーを主軸としたヴォーカル入りの作品であったのに対して、本作はインプロブィゼーションに重点を置いた内容になっている。本編13曲中半数以上をビル・フリーゼルのオリジナル曲が占め、他はビリー・ストレイホーン等の曲が収録されている。
intoxicate (C)荻原慎介
タワーレコード(vol.147(2020年8月20日発行号)掲載)