エンリコ・ピエラヌンツィ 1996年コペンハーゲンでの素晴らしいライヴ
詩的で抒情的な演奏と、ライヴならではの攻めの即興が結実した6曲
長いキャリアの中で意外にも少ないライヴ・アルバム・・
『Live in Paris』と双璧をなす決定版!!
当代屈指のピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ、ライヴ決定版の登場!!
今やキャリアも半世紀となり、リリース作品数も、100作近くになるベテラン・ピアニストながら、実はライヴ作品は非常に珍しいエンリコ・ピエラヌンツィ。しかし、ライヴでしか聴けない魅力は非常に大きくあり、2001年パリ屈指のジャズ・クラブDuc de Lomberdsでのライヴを捉えた『Live in Paris』がその中で、燦然と輝きロングセラーとなる一枚。そして、ここに登場するのは、それから5年遡る1996年コペンハーゲンの歴史を語る舞台での一夜の素晴らしい演奏を捉えた一枚。しかも、ベースはマーク・ジョンソン、ドラムはポール・モチアン。つまりは93年録音の名盤『Untold Story』、そして画期的日本オリジナル制作となった『Night Gone By』のリズム・セクションとのパフォーマンスがここには記録されているのですから注目です。
ビル・エヴァンスの影響を受け、イタリア人らしく、メロディを大切にした叙情的な演奏とともに、ライヴでは、鋭い即興も見せるエンリコは、この日、絶好調。マーク・ジョンソン、ポール・モチアンとともに、三者がまるで会話をするかのように絶妙なテンポ・チェンジもしながら、繰り広げていくこの作品のオープニングを聴いただけでも、素晴らしいものあります。一方では、これぞエンリコ!というオリジナルM2"Night Gone By"では美旋律の極みをテーマで見せながら白熱のソロを展開。またエンリコの真骨頂ともいえるのがメドレーのM4。スタンダード曲もアレンジによりオリジナルな叙情性を称えた演奏で書き換えるエンリコが、美しいハーモニーセンスと詩的なフレージングで描く"Body & Soul"の演奏を冒頭に、一転、名作『No Man's Land』『Night Gone By』で鋭いテンションとアウトするフレージングで攻めの演奏を聴かせた"If I should Lose You"へと繋げていく展開には、会場からも大きな歓声が上がります。"If I should Lose You"は紛れもないスタンダードであり、演奏するアーティストは数多くいますが、この日のパフォーマンスを聴いてもその中で、エンリコ・ピエラヌンツィの演奏は屈指と思わせます。
6曲が収録され、オリジナルは1曲ですが、まさにエンリコ・ピエラヌンツィの世界観が100%つまった素晴らしい演奏。美的世界とともに、実にジャズ・ピアノのイノベーターであるピエラヌンツィの90年代の輝かしい記録。嬉しい作品化です。
【メンバー】
Enrico Pieranunzi (p), Marc Johnson(b), Paul Motian(ds)
発売・販売元 提供資料(2020/10/02)