クニモンド瀧口を中心に、鍵盤奏者/アレンジャーの林有三(林有三 & サロン '68)、押塚岳大の3人からなる(現在はクニモンド瀧口氏のソロユニット)流線形の2003年のデビュー作『シティミュージック』。
そのメロウでソウルフルなサウンドは、1970年代以降の良質な日本のポップス/ロック、欧米のソウルやポップミュージックからの影響やオマージュを散りばめながら展開する上質なモノで、まさに"シティポップ"と呼ぶに相応しいサウンド。
ただ、この作品が"シティポップ"と言うキーワードだけにとどまらず、今さらに輝く理由は、甘く切なく甘酸っぱいメロディや、華麗な弦を交えたアレンジのクオリティ、そしてデビュー作らしい、心に響く"青さ"的な"プラスα"の"素敵な何か"がココに詰まっているから。
フィーチャーされた女性シンガー、サノトモミが情感豊かに歌う、オープニングの名曲「A1. 3号線」の優雅なイントロから、甘く切なくダンサブルにフィナーレを飾る爽快なディスコ「B3. フライデーナイト」まで全編素晴らしい作品です。極上の空気感を身に纏った7つのドラマが生み出す夢見心地のひと時を、味わい豊かなアナログサウンドでお届けします。
発売・販売元 提供資料(2020/06/09)
上品で透明感ある女性ヴォーカルをフィーチャーし、AOR~ソウル~ディスコを融合した潤いのある演奏が魅力の流線型。名コンピ『TOKYO BOSSA NOVA ~PRRIMAVERA』への参加で話題となり、5人→3人編成となって発信されたこのファースト・ミニ・アルバムは、ポップ職人の歌ゴコロがヒシヒシと感じられる傑作! キリンジ、Cymbalsファンから荒井由実、ハイ・ファイ・セット使いの懐メロDJも絶対持っておくべき一枚!
bounce (C)立野 幸恵
タワーレコード(2003年09月号掲載 (P101))