フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
5 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年06月27日 |
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規格品番 |
0301587BC |
レーベル |
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SKU |
885470015873 |
※タワーレコード限定販売
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2020年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林 直哉氏の解説付)。解説書英文仕様
コンヴィチュニーがゲヴァントハウス管弦楽団と残した至高の名盤、ベートーヴェンの交響曲全9曲を世界初SACD化音源として5枚組で遂にリリース。当時、旧東独が総力を上げて完成させたベートーヴェン演奏が、最新の復刻技術を経て現代に蘇りました。今回のSACD化は、以前2017年にBerlin Classics創立70周年記念の際に出たCDでのリマスター版(クリストフ・スティッケル氏はそこでもマスタリング・エンジニアを担当)で使用した音源でなく、今回あらためてETERNAのオリジナル・アナログ・マスターテープからアナログ領域でのマスタリングを経て、SACD層用にダイレクトでDSD化を行い、CD層用にも同様の手順により直で96kHz/24bit化を行いましたので、前回時とマスターが異なります。今回、新規でマスターを制作しました。
演奏は、当時コンヴィチュニーのもとで最盛期にあったゲヴァントハウス管弦楽団の伸びやかな響きを基調とした格式高いもので、旧東独時代におけるベートーヴェン演奏の理想形とも言えるフォルムは現代においても大変魅力的です。どの曲においてもストレスを感じさせない明朗かつストレートな表情を持ち、細部に至るまで目が行き届いたコンヴィチュニーの手腕には圧倒されます。特音は1959年から61年までと分散されているものの、オケのコンディションは常に絶好調で、第九における合唱陣は当時の東独のレベルの高さを示していると言えるでしょう。ちょうど1959年から首席ホルン奏者に就任したペーター・ダム含め、演奏者や録音スタッフ含め全てが最高の演奏記録を残すべく尽力した結果がこれらの音源に結実しています。録音も約60年前とは思えないほどのクオリティであり、今回の高音質化でより細やかで温かみのあるコンヴィチュニーの特質を従来以上に感じ取れると思います。
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今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。
<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。 現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
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構成数 | 5枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21、
2. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36、
4. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
<DISC3>
5. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60、
6. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
<DISC4>
7. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」、
8. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
<DISC5>
9. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
【演奏】
インゲボルク・ヴェングロル(ソプラノ)、ウルズラ・ゾレンコップ(アルト)、
ハンス=ヨアヒム・ロッチェ(テノール)、テオ・アダム(バス)
ライプツィヒ放送合唱団、(合唱指揮:ディートリッヒ・クノーテ) 以上(9)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
【録音】
26-28 June 1958&21-23 August 1961(8)、11-19 June 1959(1,4)、11-26 June 1959(3)、
20-26 June 1959(9)、1-15 March 1960(2,6,7)、17-18 August 1961(5)
Studio Bethanienkirche,Leipzig
【Original Recordings】
Musikregie:Dieter-Gerhardt Worm
Tonregie: Vittorio Negri(Nr.2,7,&9), Mitlacher/Augustin(Nr.8),Unknown(Nr.1,3-6)
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
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4.[SACDハイブリッド]
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5.[SACDハイブリッド]
SACD化になったので、コンヴィチュニーのベートーヴェンを初めて聴きました。これまで聴いていなかったのが恥ずかしくなります。自然でありながらも活き活きとまた繊細な演奏で、愉しくなります。大きな体躯、大酒飲みといった指揮者の印象をひっくり返されました。
今から58年前、1962年にフォンタナ・レーベルから「日本ビクター創立35周年記念」としてLP7枚組10,000円で発売された。当時はハガキが5円の時代であり、中学生の私にはとても手の出せない憧れの名盤であった。毎日カタログを見てはため息をついていた。そのカタログを70歳を過ぎた現在も大切に保存している。古色蒼然たるオケの音は比べるものがなく、そのため現在まで存在意義を失わないのだと思う。CDになってからは何度か買い直した。(音が少しは良くなっているのではないか?という期待を持って・・・)2017年のリマスター盤はとても気に入っていた。今回はさらにSACDとしてのゆとりの加わった音になったと感じる。ゲヴァントハウスが魅力的であった時代の貴重な記録であろう。
これは素晴らしい、60年前後の録音とは思えない。深いゲバントハウスの音、棒のせいなのか、悠然した今には絶対にない響き、SACDでもなんでもいいのではないのかという、音楽性すべて何も言うことなし。
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