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Jazz
CDアルバム

anonym

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フォーマット CDアルバム
発売日 2020年07月17日
国内/輸入 国内
レーベルきょうRecords
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 REMODEL23
SKU 4562293383476

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Two owls
    2. 2.
      I wanna be a homicide
    3. 3.
      osteo-tomy
    4. 4.
      JUIN-Irenee
    5. 5.
      anonym
    6. 6.
      Iaughin in the shadows
    7. 7.
      through the glass
    8. 8.
      tecno-room
    9. 9.
      Voyage au bout de la nuit

作品の情報

メイン
アーティスト: tolerance

オリジナル発売日:1979年10月

商品の紹介

1979年10月にVanity Records のカタログナンバー4番としてオリジナルがリリースされた東京の丹下順子によるプロジェクトtolerance の1st アルバム。CDでの単独リリースは今回が初となる。
クラシカルやパンクを経過したフリーフォームな楽器演奏と時代の先端たるエレクトロニクスが拮抗する音楽性は未だアクチュアルであり美しい。
NWW リストに選出されるなど同時代の作家に影響を及ぼすだけでなく、Posh Isolation など現代のエクスペリメンタルに続くヴィジョンも感じさせる傑作。

1979年10月にVanity Records のカタログナンバー4番としてオリジナルがリリースされた東京の丹下順子によるプロジェクトtoleranceの1st アルバム。
ジャケットは写真集「東京綺譚」を刊行した神谷俊美。パンク以降の価値観で活動する新たなバンドや、バンド活動を経た音楽家のオルタナティブなアプローチなど、同時代の先鋭的な音楽動向をいくつかの側面から捉えてみせたVanity Records のカタログの中でも、本作はアーティスト自身の音楽的出地から実際のサウンドの立ち位置まで、明確な判断の難しい抽象的な存在の一作といえるだろう。

丹下によるエレクトリック・ピアノ、シンセサイザー、そして声は不穏さとエレガンスを同時に纏い、吉川マサミのエフェクティブなサウンドを発するスライド・ギターはパンク以降の痙攣するような衝動的演奏の残り香を感じさせるものの最早それは朧気で、彼岸ともいうべき遠い地点から響く呻きと化している。時に秒針や心拍を思わせる渇いたエレクトロニクス・サウンドも用いられるが、それは作品全体に無機的なニュアンスを効果的に付すものの中心的といえるほどには重力を持っていない。

クラシカルやパンクを経過したフリーフォームな楽器演奏と、時代の先端たるエレクトロニクスがどれが中心ともいえない塩梅で拮抗し、情緒や空間が漂白されたようなデッドな質感でのみ存在する本作の音楽性は、正に"匿名" を意味するアルバムタイトルに相応しく、故に未だアクチュアルであり美しい。NWW リストに選出されるなど同時代の作家に影響を及ぼすだけでなく、Posh Isolation など現代のエクスペリメンタルに続くサウンドヴィジョンも大いに見出せる傑作であり重要作だ。
発売・販売元 提供資料(2020/05/29)

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