MGK初のポップ・パンク・アルバム
ロックスターよりロックスターと称されるマシン・ガン・ケリー。今作は、Blink-182のドラマーであり音楽プロデューサーのトラヴィス・バーカーがプロデュースを担当。内省も備えたメロディックな好曲が連発される内容で、聴きごたえ十分!(2020年作品)
タワーレコード(2024/06/26)
ロックスターよりロックスターだ"と称されるマシン・ガン・ケリー(通称:MGK)による、ファン待望の初の国内盤!今作は、Blink-182のドラマーであり音楽プロデューサーのトラヴィス・バーカーがプロデュース。ラッパーでありながらもルーツにロックが根付いているMGK初のポップ・パンク・アルバム! (C)RS
JMD(2020/08/12)
デビュー時からDMXやエミネムと並んでブリンク182らを影響源に挙げつつも、その側面は作中の一要素に止めてきたMGKだが、前作『Hotel Diablo』から"I Think I'm OKAY"がヒットした結果でもあるのだろう。同曲に続いてトラヴィス・バーカーが総指揮した新作は、主役が歌と一部のギターを担当するポップ・パンク・アルバムに。ミーガン・フォックスとの交際に発展したMVも話題の"My Bloody Valentine"やホールジーと重なる歌声も新鮮な"Forget Me Too"など、内省も備えたメロディックな好曲が連発される。トリッピー・レッドと歌う"All I Know"などはリル・ウェイン『Rebirth』を思い出させる感触で、エモ・ラップなどを経てこういう試みが特殊ではなくなった時代の風情を改めて実感させるような快作。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.443(2020年10月25日発行号)掲載)