1970年末、東京のすべてのライブハウスから締め出された高柳は、活動の場所を高崎の「フリーダム」に移した。高崎までは山崎の車で往復6時間の道のりだったが、他に演奏できる場所はなかったのだ。
本作は、その高崎「フリーダム」でのライブ録音を高柳自身が編集したテープを元に制作した。
このライブが録音された前後、音楽の世界では、メインストリートとは別に新しい動きが始まっていた。ジャズの世界では、ラリー・コリエルやソニー・シャーロックなどにより新しいギター奏法が生み出されつつあり、また、フリー・インプロヴィゼーションの世界ではデレク・ベイリーがエヴァン・パーカーらと共に「IncusRecords」を発足。マイルスがエレクトリック化しファンク色を強め始めた時期でもある。
本作が録音されたのはマイルス・デイビスの『オン・ザ・コーナー』が発表される1年前。この大きな変革期に先駆けるように、高柳はジャズにおけるエレクトリックギターの使い方を大きく変え、その方向を明確にし始めていた。
その頃、高柳が提唱していたのが「リアルジャズ」。ムードに馴れ合ったジャズ風の演奏が氾濫する中、それらを告発し、ジャズそのものの不在を炙り出すジャンルの創設。その後、「ノンセクションミュージック」「ヘビーノイジック インプロヴィゼーション」などと表現は変わるのだけど、その根底にあるのが、ジャズの生々しい表現力を追求する姿勢。
私はこの時期に録音された「ジャズベッド」、「ステーション70」、そして本作「フリーダム」の3作を、高柳ジャズ誕生の証と考え、これらを作品化することにした。 (JINYA DISC 斉藤 安則 / 解説より抜粋)
■演奏
高柳 昌行(el-g、g)
山崎 比呂志(ds、perc)
発売・販売元 提供資料(2020/06/23)
1970年末、東京のすべてのライブハウスから締め出された高柳は、活動の場所を高崎の<フリーダム>に移した。高崎までは山崎の車で往復6時間の道のりだったが、他に演奏できる場所はなかったのだ。 本作は、その高崎<フリーダム>でのライブ録音を高柳自身が編集したテープを元に制作した。 (C)RS
JMD(2020/05/28)