愛と冒険に満ちた映画たち─明かされるヴァルダ・マジックのすべて!

1954年、ヌーヴェル・ヴァーグの始まりを告げた長編劇映画監督デビュー作『ラ・ポワント・クールト』から、『5時から7時までのクレオ』(61)『幸福』(64)『ダゲール街の人々』(75)『冬の旅』(85)『百一夜』(94)『落穂広い』(00)…数々の賞に輝いた前作『顔たち、ところどころ』(17)まで、ヴァルダが60余年の自身のキャリアを振り返る、集大成的作品にして、その映画術が語られる必見のシネマ・レッスン。映画監督のみならず、写真家、アーティストとして飽くことのない好奇心と情熱をもって、死の直前まで創作活動を止めることのなかったヴァルダが残した、未来へのメッセージ!

【映像特典】
『マクドナルド橋の恋人たち』 原題:Les fiances du pont Mac Donald
1961年/フランス/モノクロ/スタンダードサイズ/フランス語/モノラル
(C)1961 succession varda
本作撮影と同年に結婚したジャン=リュック・ゴダールとアンナ・カリーナが恋人同士を演じたサイレント・コメディ。副題は「黒眼鏡にご用心」。他にエディ・コンスタンチーヌ、イヴ・ロベール、ジャン=クロード・ブリアリ、プロデューサーのジョルジュ・ド・ボールガールなどヴァルダの友人らが出演。ピアノ演奏はヴァルダの『5時から7時までのクレオ』(本編の一部が挿入された。)やゴダールの『女は女である』(61)、ジャック・ドゥミ『シェルブールの雨傘』(63)などで知られるジャズ・ピアノの巨匠ミシェル・ルグラン。