エスニック・ヘリテイジ・アンサンブルのリーダーとして40年以上活躍し続けてきたスピリチュアル&アフリカン・ジャズ界の巨匠、カヒル・エル・ザバールの新作!
過去に幾度ものコラボで名作を作り続けてきたレジェンド・テナーサックス奏者、デヴィッド・マレイと再びタッグを組んで贈る強力作だ。他にもシカゴの若手実力派、ジャスティン・ディラード(シンセ、ピアノ、オルガン)、エマ・デイハフ(アコースティック・ベース)の2人を加え、革新的なフリー&スピリチュアル・ジャズを聴かせる。まさにスピリット・グルーヴ!!
カヒル・エル・ザバールは、1953年イリノイ州シカゴ出身。3人兄弟の一人としてサウスサイド近郊で育つ。高校卒業後は、ケネディ・キング大学に進学。その後、マルコムX大学などでも学んでいる。ドラム、パーカッションに興味を持った彼は、1973年にアフリカのガーナ大学へ通い、アフリカン・ミュージックを習得。18歳で前衛黒人ミュージシャンによる音楽団体AACMに入会し、1975年にはチェアマンに就任。同時にエスニック・ヘリテッジ・アンサンブルとリチュアル・トリオを結成。それぞれ、1981年『Three Gentlemen From Chikago』、1986年『The Ritual』を皮切りに現在に至るまでコンスタントに数十枚のアルバムをリリースし続けている。またサックス奏者デヴィッド・マレイとの共同名義でも1989年『Golden Sea』など多くのアルバムをリリース。独創的なアフリカ系スピリチュアル・ジャズは高い評価を受け、ディジー・ガレスピー、キャノンボール・アダレイ、ファラオ・サンダース、ポール・サイモン、スティービー・ワンダーなど多くの著名アーティストとも共演。
発売・販売元 提供資料(2022/08/31)
エスニック・ヘリテイジ・アンサンブルのリーダーとして40年以上活躍し続けてきたスピリチュアル&アフリカン・ジャズ界の巨匠、カヒル・エル・ザバールの最新作!過去に幾度ものコラボで名作を作り続けてきたレジェンド・テナーサックス奏者、デヴィッド・マレイと再びタッグを組んで贈る強力作だ。他にもシカゴの若手実力派、ジャスティン・ディラード(シンセ、ピアノ、オルガン)、エマ・デイハフ(アコースティック・ベース)の2人を加え、革新的なフリー&スピリチュアル・ジャズを聴かせる。まさにスピリット・グルーヴ!! (C)RS
JMD(2020/05/13)
70年代からAACMに参加し、マラカイ・フェイバーらとのリチュアル・トリオやエスニック・ヘリテッジ・アンサンブルを率い、シカゴのフリー~スピリチュアルシーンを支えてきたパーカッション奏者。長年のコラボレイターであるデヴィッド・マレイをフィーチャーした新作。丁度良い力の抜き具合のカヒルのドラミングはトニー・アレンにも通じる、よりパーカッション的でユニークなビート。時折差し込まれるムビラ、チャント的ヴォーカルも披露している。白熱した昂揚感や音の洪水はない、が、一つ上の次元でゆるりと流れていくグルーヴは他に類を見ない。華を添えるマレイのサックスも嬉しそうだ。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.147(2020年8月20日発行号)掲載)