このアルバムが無ければビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」は生まれなかった!1958年、グレン・ミラー楽団のトロンボーン奏者だったポール・タナーが自ら開発したエレクトロ・テルミンで制作したイージー・リスニング/モンド・ミュージックの古典的名盤(テルミンをメインにフィーチャーした初めてのアルバムでもある)でSF/ホラー映画の方向性を定義づけた歴史的な一枚。 (C)RS
JMD(2020/05/13)
このアルバムが無ければビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」は生まれなかった!
1958年、グレン・ミラー楽団のトロンボーン奏者だったポール・タナーが自ら開発したエレクトロ・テルミンで制作したイージー・リスニング/モンド・ミュージックの古典的名盤(テルミンをメインにフィーチャーした初めてのアルバムでもある)でSF/ホラー映画の方向性を定義づけた歴史的な一枚。50年代当時アメリカ大衆の宇宙への関心が頂点に達した頃、彼は宇宙をテーマにした映画音楽や楽曲にテルミンの音色がマッチするのではと思いつくものの、手で空を切るようにして音を発生させる従来のテルミンは音階やピッチが不安定なため、ノブとスライドで音色や音階をコントロールするエレクトロ・テルミンを技術者と共同で開発し、エレクトロ・テルミン完成から僅か二日で完成させたのが本作。「虹の彼方へ」「ムーンライト・セレナーデ」「月に願いを」「ロスト・イン・スターズ」など星や夜空を連想させる曲をテルミンのスペーシーかつ不気味なサウンドでカヴァーしたもので、発表後の反響は大きく彼は『宇宙家族ロビンソン』『ブラボー火星人』、ティム・バートンがリメイクした事でも知られるゴシック・ソープオペラ『ダーク・シャドウズ』など多くのSF/ホラー作品の音楽を数多く手掛けこのジャンルでのパイオニアになりました。そして66年にビーチ・ボーイズからの要請で彼のエレクトロ・テルミンが「グッド・ヴァイブレーション」で使用され、あの印象的な音色で名曲を彩る事になりました。英文解説の対訳付。
発売・販売元 提供資料(2020/04/30)