ラスタの神髄を聴け!60年代半ばから交流を続け、その後それぞれルーツ・レゲエの伝説的アクトとして道を歩んでいったグラディエイターズとエチオピアン。この二つの伝説が再会し1986年にレコーディングを行なった、ルーツ・レゲエを語る上で外すことのできない名盤『DEAD PROPHECY』が、数十年以上の時を超え遂にアナログ盤で復刻!オリジナル・テープを使用した最新リマスタリング音源で蘇るラスタの神髄を聴け!
60年代中盤、エチオピアンとして知られるレナード・ディロン(またの名をジャック・スパロウ)はアルバート・グリフィスと出会う。1966年にレナードはエチオピアンズを結成、伝説的プロデューサーCoxone Doddと共にレコーディングを行ない、「Live Good」や「Free Man」といったクラシックを生み出し、レナードと彼の新たな友人、アルバートとのコラボレーションに刺激を与えていった。アルバートはその後まもなくグラディエイターズを始動させることとなるのだが、バンドとしての活動をスタートさせる直前、アルバートはエチオピアンズとレコーディングを行ない、スマッシュ・ヒットとなった「Train To Skaville」や、彼にとっての初レコーディング曲となった「You Are The Girl」などを発表していく。
レナード・ディロン/エチオピアンズは、70年代初頭から中盤にかけて最も有名で、数多くの作品を発表するジャマイカン・グループとしての地位を確立していく一方、アルバート・グリフィスが始動させたグラディエイターズは70年代中盤~終盤にかけて、どんどんと頭角を現し、ルーツ・レゲエの名盤と言われる作品を生み出していった。70年代はVirgin Recordsから作品を発表していたグラディエイターズだが、80年代から90年代にかけて、エチオピアンズとグラディエイターズは共にNighthawk Recordsより作品をリリースしていく。
このNighthawk時代となる1986年、共にルーツ・レゲエの伝説的アーティストとして活動していた二組がリユニオンを果たし、レナードとアルバートは再び共にレコーディングを行なった。そこで生まれたのが、今やルーツ・レゲエを語る上で外すことのできない名盤として語られるこの『DREAD PROPHECY』だ。
このルーツ・レゲエの名盤が、最新リマスター音源を収録したアナログ盤となってここに復刻される事となった!プロデューサーでもあるLeroy Jodieによる新規ライナーノーツや未発表写真などを多数掲載したブックレット付でのリリースとなる。
掲載されるライナーノーツの一説にはこう書かれている:「レコーディング・セッションも終わり、ミュージシャン達が荷物を片付け始めていた頃、息をのむような出来事が起こった。伝説的エンジニア、Sylvan Morrisが先ほどまでレコーディングしていたテープを巻き戻し、「Dread Prophecy」のミックス・ヴァージョンとなる「Dread Dub」のミキシングを始めたのだ。帰り支度を始めていたミュージシャンたちは、マスターの最終ミックスを聴くためにそのままスタジオにいつづけることにした。そこでSylvanは素晴らしい作業をした。見事な正確さで、彼の得意とするサウンドへとミックスを発展させていったのだ。そこに残ったミュージシャン達からは、盛大な拍手が送られていた」
発売・販売元 提供資料(2020/06/05)