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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年03月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 平凡社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784582859362 |
| ページ数 | 272 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 モーツァルト「三大オペラ」とフランス革命
フランス革命とモーツァルトのオペラ/《フィガロの結婚》と三人の反逆児/オペラ《フィガロの結婚》の成立事情/オペラ《フィガロの結婚》が愛される理由/《ドン・ジョヴァンニ》と大貴族の黄昏/《魔笛》とフランス革命──啓蒙主義とフリーメイソンと宮廷社会の落日/フリーメイソンとフランス革命
第二章 ヴェルディとイタリア統一──「建国の父」という神話
ナポレオンが口火を切った「イタリア統一」/「通」のものから「大衆」のものへ──イタリア・オペラの一九世紀/偶然が味方した「イタリア統一」/《ナブッコ》は本当に「愛国オペラ」だったのか/《ナブッコ》以後の「愛国オペラ」/ヴェルディ以前の「愛国オペラ」/なぜヴェルディは「建国の父」になったのか/統一後の現実と幻滅/《シモン・ボッカネグラ》に見る「政治」の影
第三章 ドイツ統一とワーグナーのオペラ
一八一三年/ヴェルディより政治的だったワーグナー/ドイツ統一とワーグナーの激動の人生/ヴェルディとワーグナー/《タンホイザー》とヴァルトブルク神話/ヴァルトブルク城とマルティン・ルター/「ヴァルトブルクの歌合戦」/エリーザベト伝説/栄光の城の荒廃とナショナリズムによる復活──一九世紀のヴァルトブルク/パリでの失意と反ユダヤ主義の芽生え/《ニュルンベルクのマイスタージンガー》とドイツ統一熱/ドイツ人の郷愁を誘う「古き良きドイツ」の象徴──一六世紀のニュルンベルクとハンス・ザックス/《タンホイザー》の続編として/ワーグナーの複雑な「反ユダヤ主義」/当時のドイツと反ユダヤ主義/ヒットラーとワーグナー、そして未来
第四章 ジャポニスムが行き着いた「幻想の日本」──《蝶々夫人》への道
「怖い絵」ならぬ「怖いオペラ」?/「日本人女性」のイメージを定着させた「蝶々さん」/『お菊さん』──長崎を訪れたあるフランス人の現地妻体験/東方趣味(オリエンタリズム)からジャポニスムへ/ジャポニスムとジャポネズリ/オペラになったジャポニスム/オペラ《蝶々夫人》への道──ジョン・ルーサー・ロングとデヴィッド・ベラスコの『蝶々夫人』/ジャポニスム・オペラの極致
第五章 時代の写し絵となったフランスの国民的ヒロイン──ジャンヌ・ダルクとオペラ
フランス史上もっとも有名な女性/「神の声」を聞いた少女/百年戦争/売り渡された「乙女」/謀られた「異端審問」/ジャンヌ・ダルク復権裁判/死後の受容と復活──文学的存在から歴史的存在へ/オペラになったジャンヌ・ダルク──「文学的ジャンヌ」のエコー/歴史的検証を経た「聖女ジャンヌ」──オネゲル《火刑台上のジャンヌ・ダルク》
第六章 シェイクスピアと歴史とオペラと
あとがき
参考文献抄
フランス革命前夜の空気を音楽に遺したモーツァルト、イタリア、ドイツの統一運動とヴェルディ、ワーグナーの関わり、一九世紀終わりのヨーロッパを席巻した「ジャポニスム」、フランス史上最も有名な女性ジャンヌ・ダルクの光と影、そしてシェイクスピア劇の題材になった歴史の虚実……。《フィガロの結婚》《魔笛》《タンホイザー》《マイスタージンガー》《蝶々夫人》ほか、有名曲も多数登場。劇中に描かれた史実や人物の「本当の姿」とは。オペラを知れば歴史がわかる!

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