DIY精神に貫かれた活動を続ける、ギターのランディ・ランドールとドラム&ヴォーカルのディーン・スパントのロサンゼルスのノイズ・ロック・デュオ=ノー・エイジ。シカゴの老舗インディ・レーベル、ドラッグ・シティ移籍第二作となるニュー・アルバム『グーンズ・ビー・ゴーン』が発売される。
『グーンズ・ビー・ゴーン』を聴いていると、たった二人の人間でいかにして物静かで神秘的に響きながらもこんなにもたくさんのノイズを作り出すことができるのか理解しがたいものがある。ランドールとスパントが、LAのスキッド・ロウからほんの数ブロックの狭苦しいアート・スペースよりも、巨大なカリフォルニアの採石場から飛び出し、水中でこれらの曲を吐き出している姿を想像する方が簡単だ。
『グーンズ・ビー・ゴーン』はたいそう耳障りで、たいそう肥沃で、サンプルやエフェクト、ギターのさまざまなレイヤーを解析することがほとんど不可能なサウンドでたいそう熟している。それよりは、ただ目を閉じて楽しんだ方がずっと満足度が高い。最終的には『グーンズ・ビー・ゴーン』を理解することはたいそう困難で、たいそう小さい場所から生まれたにもかかわらず、たいそうデカいものになってしまうというのは、ノー・エイジの魅力の一つである。
発売・販売元 提供資料(2020/05/27)
悪名高きノー・エイジが帰ってきた! おそらく彼らの最も磨き抜かれた、かつダイレクトなアルバムとなる、シカゴの老舗インディ・レーベル、ドラッグ・シティ第二作。 (C)RS
JMD(2020/03/27)
ハードコアやグランジのみならず、立体的な音響やコラージュをはじめとする実験的なサウンドも楽しませながら、冗長にならないのは根っこにパンク・ロックがあるからか。LAのアンダーグラウンド・シーンの息吹を伝えるギター&ドラム・デュオがドラッグ・シティからリリースした5枚目のアルバム。進化の証だった枝葉も含め、とことん無駄を削ぎ落した全11曲33分の中に彼らの最良の部分が凝縮されている。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.439(2020年6月25日発行号)掲載)