元日に深い悲しみをたたえた名曲「雨が降りそう」を発表し、さらに新ドラマーに大工原幹雄を迎え、再び3人体制となって歩み始めた2020年のサニーデイ・サービス。そんな彼らが辿り着いた真新しい地平、それがこのニューアルバム『いいね!』。通算13枚目にして、まるでバンドを始めたばかりのような純粋さがみなぎり、ソングライター曽我部恵一が描く風景はどこまでも広がります。エレキギター・ベース・ドラムという最小限のバンドアンサンブルに立ち帰り、彼らのルーツとなった音楽性がたっぷり詰まったこのアルバムは、サウンドこそ違えど、1995年のデビューアルバム『若者たち』を彷彿とさせます。サニーデイ・サービスが、サニーデイ・サービス足るために高らかに鳴らした傑作の誕生です。 (C)RS
JMD(2020/03/31)
元日に深い悲しみをたたえた名曲「雨が降りそう」を発表し、さらに新ドラマーに大工原幹雄を迎え、再び3人体制となって歩み始めた2020年のサニーデイ・サービス。
そんな彼らが辿り着いた真新しい地平、それがこのニューアルバム『いいね!』。
通算13枚目にして、まるでバンドを始めたばかりのような純粋さがみなぎり、ソングライター曽我部恵一が描く風景はどこまでも広がります。
エレキギター・ベース・ドラムという最小限のバンドアンサンブルに立ち帰り、彼らのルーツとなった音楽性がたっぷり詰まったこのアルバムは、サウンドこそ違えど、1995年のデビューアルバム『若者たち』を彷彿とさせます。
サニーデイ・サービスが、サニーデイ・サービス足るために高らかに鳴らした傑作の誕生です。
初回限定盤のDVDには2020年1月4日 江ノ島オッパーラにて行われたワンマンライブより9曲/50分を収録。
発売・販売元 提供資料(2020/03/26)
3月に配信された13作目がパッケージ化。冒頭"心に雲を持つ少年"の一音目から聴き手を容赦なく切なさへと引きずり込む様がたまらなく、この楽曲たちはどんな心情を投影しているのか、次々と興味をそそられてしまう。新たに加入した大工原幹雄のパワフルなドラムスが際立つロックンロール"春の風"など、シンプルなようでどこにもないサニーデイ印の3ピース・アンサンブルが圧倒的。これが『いいね!』とは奥深い。
bounce (C)田山雄士
タワーレコード(vol.439(2020年6月25日発行号)掲載)