Three. Two. One.

ザ・チェインスモーカーズ「テイクアウェイ」にフィーチャーされ、一躍注目を浴びた女性シンガー・ソング・ライター=Lennon Stella(レノン・ステラ)待望のデビュー・アルバム『Three. Two. One.』

2019年に、今や世界的なトップ・アーティストに昇りつめたザ・チェインスモーカーズのヒット曲「テイクアウェイ」にフィーチャーされ、その名が世界中に知られる存在となったレノン・ステラ。カナダ出身で現在はナッシュビルをベースに活動するシンガー・ソング・ライター、マルチ奏者、そして女優でもある彼女の待望のデビュー・アルバム『Three. Two. One.』が発売される。

12歳の時に妹メイジーと組んだデュオ・グループ、レノン&メイジーとして自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画がヒットし、人気に火がつく。更にスウェーデン人アーティスト、ロビンの「Call Your Girlfriend」のカバーで人気に拍車がかかる。また女優としては、米人気音楽ドラマ"ナッシュビル"でマディー・コンラッド役を6年間演じ、お茶の間の人気を獲得。2018年にソロ・アーティストとして5曲入りEP『Love, Me』でデビュー。いきなりビルボード・ヒートシーカーズ・アルバムチャートのトップ5入りを果たし、EPに収録された「La Di Da」はSpotifyで9600万回以上の再生するヒットとなった。2019年の年末には、ザ・チェインスモーカーズの北米ツアーのサポート・アクトに抜てきされた他、2020年ジュノー賞(カナダのグラミー賞にあたる音楽賞)で最優秀シングル賞(La Di Da)と最優秀新人賞にもノミネートされた。また、Refinery29(アメリカの著名デジタルメディア)の「2019年に注目すべきヤング・セレブ」、Teen Vogueの「2019年に聴くべき16人のミュージシャン」、アマゾン・ミュージックの「2020年注目のアーティスト」に軒並み選ばれ、本国アメリカではミレニアル世代を中心に大きな注目を集めている。

デビュー・アルバムとなる『Three. Two. One.』は、彼女自身のソング・ライティングによる楽曲を軸に、彼女が信頼を置くソングライター/プロデューサー達と共に作り上げた、全13曲を収録。彼女独特の憂いを帯びた声と、浮遊感に満ちたバックトラックとが絶妙にマッチした心地良いサウンドは、"今"を感じさせる新しさを備えている。アルバムには、彼女のボーカリストとしての魅力が際立つ「Golf on TV」、3月にリリースしたばかりのポップな最新曲「Jealous」他、郷愁と切なさを感じさせる聴きどころたっぷりの曲が満載! ザ・チェインスモーカーズのリスナーにはもちろん、、ラナ・デル・レイ、ビリー・アイリッシュ等のファンにも是非聴いてもらいたいアルバムです。

ジョナス・ブルー×リアム・ペインの"Polaroid"で脚光を浴び、チェインスモーカーズ×イレニアムの"Takeaway"でさらに名を広めたカナダ出身の20歳だが、単なる大型新人……ではない。メジャーで初EP『Love, Me』を出したのは2018年だが、同年に終了したTVドラマ「ナッシュビル」に2012年から出演していたというから芸歴は相当なもの。ドラマ連動で実妹と音楽活動を行うなど、すでに立派なキャリアの持ち主なのだ。この初作はマレイを軸にジョエル・リトルらが制作を担い、儚く優しいウィスパー歌唱と浮遊感を湛えた意匠がソフトに溶け合う。その感触は今風の曖昧さでもあり、"Save Us"にて"I Love You Always Forever"を引用したドナ・ルイスあたりを想起させるオーセンティックな柔和さでもあり。期待の逸材。
bounce (C)出嶌孝次