北欧の新鋭が再び日本を席巻! デンマークのロックバンド"H.E.R.O."(ヒーロー)、2020年新たなフェーズの幕開け告げる2ndアルバム『バッド・ブラッド』
H.E.R.O.はクリストファー・スティアネ(Vo&G)、ボーカルアナス・"アンディ"・キルケゴール(Dr)、ソレン・イテノフ(G)によるデンマークの3人組ロックバンド。2014年結成。既に同郷の大人気バンド"ディジー・ミズ・リジー"のサポート・アクトも経験し、本国のみならず海外でも注目集めている。日本においては、ショーケース・イベント「HOKUO LOUD NIGHT」への出演のため、2018年11月に初来日を果たす。世界に先駆けてデビュー前にいち早く見せたそのパフォーマンスは絶賛持って受け入れられ、来るべき日本デビューへ向けてのアピールとして充分すぎるほどの実力を遺憾なく発揮した。この来日がきっかけとなり、バンドは2019年1月にSLASH feat. Myles Kennedy and The Conspiratorsの日本公演のサポート・アクトに抜擢。日本デビュー前に2度目の来日を果たし、日本での勢いを見せつけた。
その勢いと共に制作されたデビュー・アルバム『ヒューマニック』を2019年4月にリリース。特に日本では先行シングル「スーパーパワーズ」が全国各ラジオ局でパワープレイに選出され、4月度のラジオ・オンエアチャート(洋楽)で、並み居る大物アーティストをおさえて4週連続1位を獲得した。この快挙を受け、5月にクリストファーが緊急単独プロモーション来日を果たす。アコースティックギター1本を片手に、全国を5日間で回り、約40件以上のインタビューを敢行。普段は海外のアーティストを取り上げないようなメディアも、デンマークのフロントマンに熱いラヴコールを送った。そして2020年、念願の単独来日公演を東京、大阪で開催(1月31日(金)大阪・心斎橋 SOMA、2月1日(土)東京・代官山 SPACE ODD)。わずかデビューから一年足らずでの単独公演だったが、数多くのファンが彼らのために集まり、会場を熱い興奮で包んだ。
待望の2ndアルバムとなる今作『バッド・ブラッド』は、彼らのサウンドの特徴であるハード・ロックとキャッチーなポップのメロディの融合に更に磨きをかけ、バンド自身が新たな境地を切り開く強烈なパワーを持っている事を証明した作品となった。ヴォーカルのクリスは新作について、「エレクトロニックな要素が自分たちの音楽にいかに合うかに気づいたから、今作の収録曲ではもっと多用しているんだ。ステージ上でもかなりフィーチャーされることになるよ。」と語る。前作よりわずか1年でリリースされるという、バンドの勢いを凝縮したアルバム『バッド・ブラッド』。彼らの進化は止まらない。
発売・販売元 提供資料(2020/03/13)
2019年のデビュー作『Humanic』が日本でも話題を呼んだデンマークの新進バンドから早くも2作目が到着した。昨今のエクストリーム系じゃなく伝統的なハード・ロックの血を感じさせるポップな楽曲性は健在で、端正な親しみやすさはさらにアップ!突き抜けるようなメロディーの飛翔ぶりと疾走感が快い先行カット"Avalanche"やダンサブルな"Wild"など、年季の入ったリスナーにこそ引っ掛かりそうな往年の〈洋楽〉感が魅力的だ。
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)