★「ロウパワー/淫力魔人」セッション1972と、'73年の米国リハーサル収録!
★J・ウィリアムソン(gtr)参加。新生ストゥージスのリアルなスタジオワーク!
★日本盤Only、新装ジャケでファン待望の国内盤リリース。
★CROSS(ex.赤と黒)による日本語解説ライナーノーツ。
ゴッドファーザー・オブ・パンク!今も精力的に活動するイギー・ポップがそのリアル初期衝動の凶暴なライヴゆえに、取扱危険人物としてレコード会社からも疎まれていた1972年。
しかしイギーを慕う、デヴィッド・ボウイ(ジギースターダストはイギーの名前から命名)に誘われ、ボウイの事務所に所属して敢行したロンドン・レコーディング!1973年にアルバム『ロウパワー/淫力魔人』として発表される、ロック史上に刻まれるその名盤のプリプロ・セッションから5曲収録。
そして『ロウパワー/淫力魔人』リリース後の1973年、素行不良により事務所を解雇されながらも、コロンビアと残っていた契約に沿って、地元のデトロイトで行われた幻の4作目アルバム用のリハーサル音源を収録している。
そんな本作は、版権を所有するボウイのプロダクション"MAINMAN"が、英国Cherry Redから2010年にリリースしたもので、今回、初の国内盤発売となります。
日本のイギーポップと異名を馳せたバンド「赤と黒」のギターであったCROSSによる当時のイギーやバンドの状況を記した日本語解説もブックレットに掲載。
結果的に『ロウパワー/淫力魔人』には収録されずボツ扱いとなった1曲目の「I Got A Right」など、映画『ギミー・デンジャー』でも「一番のお気に入りだった」と語られた通りのカッコ良さ!イギーの作曲のパートナーであるギターのジェイムス・ウィリアムソンのロック・フィーリング満点のギターリフは、この時期はどれもが神がかりであり、「Shake Appeal」の元曲「Tight Pants」など、痛快なギターリフを繰り出しています。
アシュトン兄弟によるストゥージスの攻撃的で無骨なエッセンスそのままに、イギーもシャウト。1973年のデトロイトのリハーサルでも、そんなロック原石の様な作曲作業が垣間見れて、ストーンズと言うよりは村八分みたいヤバさの「I Come From Nowhere」や、イギーのボーカルがジム・モリソンを彷彿させる「Old King Live Forever」など、完成形には程遠いセッションながら、ロック原石の展覧会のようです。
商業的な結果は別として、このメンバーで、ボウイのもと作品を残したことがやがてイギー&ザ・ストゥージスを伝説的バンドへと導きます。そんな歴史的セッションを体験できる秘蔵音源集です。
16ページフルカラー・ブックレット。
ライナー日本語解説:CROSS(the LEATHERS)
発売・販売元 提供資料(2020/04/13)