コロンビア出身、NYで活躍するCarolina Calvache 6年ぶりの新作
強力な布陣もそろい、詩の世界と情感豊かに呼応する音楽を表現
ルーベン・ブラデスを迎えたM3はシングルカットも決定!
喜怒哀楽の機微を描く作品"Vida Profunda(深遠なる人生)"は混迷の2020年の人々の心にも響く傑作です
コロンビア、サンティアゴ・カリ出身の女性ピアニスト、作曲家、アレンジャー、Carolina Calvache、Sunnysideから第二弾となる注目のリリース!!!!
2011年メアリー・ルー・ウィリアムス・ウィメン・イン・ジャズ・フェスティヴァルで脚光を集め、NYに進出。2014年にリリースした『Sotareno』は、ハンス・グロウィシュニク(b)、アントニオ・サンチェス、ラドウィッグ・アルフォンソ(ds)らを迎え、南米のトラディショナルやフォルクローレを、コンテンポラリージャズと融合し、鮮烈なデビュー作となりましたが、本作では、詩の表現と彼女が築きあげてきた音楽とを融合、新たな地平を切り拓きます。
パブロ・ネルーダ、ガブリエル・ガルシア=マルケス、ロバート・ダンカンをはじめとする世界的に有名な詩人・作家による奥深い含みに富んだ詩と、Carolina自身による経験・感性を形にした10編と、感性豊かに対話/呼応する楽曲、アレンジ、演奏で表現した奥深い一作。メンバーには、ペトロス・クランパニス、リッキー・ロドリゲス、ピーター・スラボフ(ベース)、ジョナサン・ブレイク、小川慶太(ドラム)といったリズム・セクションに、ストリングスも交える構成で、ルーベン・ブラデス、クラウディア・アクーニャ、サラ・セルパ他、魅力的なシンガーをフィーチャー。豪華な布陣となりました。
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発売・販売元 提供資料(2023/08/31)
詩というものでしか表せない方法で、親密かつ個人的なレベルでリスナーとつながるよう努めたというCarolina。「このアルバムは、すべての人の人生の中にある経験や、感情を反映しています。希望、悲しみ、孤独、失望感、夢、愛といった感情とインスピレーションは人生を構成するもの。なので、私はこのアルバムを『Vida Profunda (Profound Life)(深遠な人生)』としたのです。」と自ら語っていますが、生きていく中での喜怒哀楽の機微を表現するコンポジションの妙は、言葉を決定的な原点にしながら、言葉の意味を直接解さない人々の心にも届くような逆説も成り立つ音楽を創り出しています。
詩と音楽の表現について示唆を与えてくれたという父親の詩を、美しくふくよかなストリングスをイントロに、繊細にも力強く、効果的なシンコペーションでドラマティックに聴かせるオープニング、ネルーダ、マルケスが表現する文学表現と呼応するフォルクローレの世界(M2,8)、一方、自らの作詞でルーベン・ブラデスをフィーチャーした切ないラヴ・ソング(M3)、ブラジルのサッカー・チームを巻き込んだラミア航空2933便墜落事故の大惨事をストリングスと木管の響きをバックに悲しみの感情を表現したM4、一転、しなやかなピアノと伸びやかで透明感あふれるヴォイスをフィーチャーして希望を表現するM5など・・・ギリシャの詩人Giannis Ritsosの詩を表現する幻想的なクロージングまで全10曲。全てに素晴らしい表現があります。そして、それらの連なりが、タイトルと呼応します。
チリが生んだカミラ・メザと並ぶ、しなやかな感性を感じさせるコロンビアの才能が、今大きく開花。ラテンの地に生まれたリズム感とメロディを豊かに表現するピアノもさらに磨きがかかっています。
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発売・販売元 提供資料(2023/08/31)
コロンビア出身、ニューヨークで活躍する女性ピアニスト。アントニオ・サンチェスらが参加し、コンテンポラリー・ジャズに南米のフォルクローレを融合させたサウンドで鮮烈にデビューを飾った2014年の『Sotareno』に続く2作目となる本作。ルーベン・ブラデスをはじめ、様々なシンガーをフィーチャーした歌モノで、ストリングスも交えたドラマティックなサウンドによって、すべての人の経験や感情を、詩とともに表現しているという。キレのあるリズムと情感を豊かに表現する彼女のピアノが、優しくも力強いタッチで心に響いてくる。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.146(2020年6月20日発行号)掲載)