ピアニスト& バンド・リーダー、オリン・エヴァンス率いる「キャプテン・ブラック・ビッグ・バンド」
グラミー賞にノミネイトの実績を誇る最もスリリングなアンサンブル圧倒的な音圧で迫りくるビッグ・バンド・サウンドの注目作品が登場!
力強いピアノタッチやダイナミックでパワフルなプレイで人気のピアニスト、オリン・エヴァンス率いる「キャプテン・ブラック・ビッグ・バンド」の新作。スモークセッション・レーベルからは通算5作目の録音になる。1999年のモンク・コンペティションで優勝、クリスクロス・レーベルやコンテンポラリーなレーベルに多くの録音を残し着実に実績を残しているビッグ・バンドである。
前作は2016年に地元フィラデルフィアの「Chris' Jazz Cafe」と「SOUTH Kitchen & Jazz Parlor」の2ヶ所のクラブでライブ録音された作品であったが、本作は2019年10月にニューヨークのSearSound Studio で録音された新作。スタジオ録音だけにそれぞれの楽器の持ち味も正確に捉えられており強烈に迫りくる音圧のサウンドは豪快そのものである。
内容は前作同様ハード・バップとコンテンポラリーがうまくミックスされたビッグ・バンド・サウンド。各自のソロもたっぷりとフィーチャーされ、聴き手を魅了する。ライブであろうとスタジオ録音であろうとも、オリンは他のミュージシャンと音楽を通じて会話することを最高の楽しみとしている。まさにディナー・パーティーの理想的なホストのように、参加者の会話を抽出、刺激して一人一人の持ち味を上手に引出しまとめていく、そんなオリンの鋭い感性がバンドを組み立てていく。
6曲目の「Into Dawn」はテナー奏者ラルフ・ムーアの1990年の作品に参加したロイ・ハーグローブのオリジナル曲。ロイへのトリビュート曲となった。アルバムのラストに収録されたアブドゥーラ・イブラヒム(ダラー・ブランド)風のピアノソロで始まるオリンのオリジナル曲も印象的である。
発売・販売元 提供資料(2020/04/30)