フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2020年03月25日 |
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規格品番 |
SOCD363 |
レーベル |
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SKU |
3279793632034 |
共演はミュンシュ、シッパース、ベンツィ、ソリアーノ、マレシャル!!
フレンチ・ピアノ・スクールの伝統を継承した大ピアニスト、ジャンヌ=マリー・ダルレの未発表録音集です。音源提供は国立フランス視聴覚研究所(INA)とアメリカ、メリーランド大学のインターナショナル・ピアノ・アーカイヴ(IPA)によるもの。一部他のレーベルで出たことのある音源も含まれますが、正規音源はこれが初めてです。曲目は彼女の師匠筋にあたり、最も得意としたサン=サーンス。しかも共演者がミュンシュ、シッパース、ベンツィ、ソリアーノ、マレシャルと、夢のような顔合わせとなっています。
ダルレは1905年7月30日、ベルギー国境近くのジヴェで生まれました。5歳で母親からピアノを学び始め、9歳でパリ音楽院に入学。サン=サーンスの高弟イシドール・フィリップとマルグリット・ロンに師事。1919年に一等賞(プルミエ・プリ)を獲得して卒業。翌年、サル・エラールでリサイタル・デビューし、1922年までにフランス、イギリス、ハンガリーで多くのリサイタルを開きました。その間、ハンガリーではリストの弟子たちに師事し、ホロヴィッツのコンサートを聴いて多大な影響を受け、イギリスではヴォカリオン・レーベルに初録音(当時はラッパ吹込み)を行いました。
1923年にはオーケストラと初共演(パレー指揮ラムルー管弦楽団)、翌年にはゴーベール&パリ音楽院管と共演。1926年5月28日には再びパレー&ラムルーと共演し、一夜でサン=サーンスのピアノ協奏曲全5曲を演奏する離れ業を演じました。このコンサートの大成功により彼女の名は世界に轟きました。
教育者としても優れ、1958~75年に母校パリ音楽院の教授を務めたほか、ニースで夏季講習を開き、多くのピアニストを育成しました。
アメリカへは1962年2月にシャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団と共演してニューヨーク・デビュー(当CDに収録)。その後、度々アメリカを訪れコンサートやマスタークラスを開きました。
毎日1時間のスケール練習の後、ショパンのエチュードを練習し、最後の1時間はチェルニー、アルカン、モシュコフスキーのエチュードをさらって締める、という練習を続け、80代半ばまで矍鑠と活躍。商業録音も前記したラッパ吹込み時代の1922年からステレオLP時代の1974年まで、半世紀以上に渡って続けました。
最高の知性と激しい情熱、抜群のテクニックの持ち主だったサン=サーンスの作品を、同様に最高の知性と激しい情熱、抜群のテクニックを持ち、同じフレンチ・ピアノ・スクールに属し、かつエレガントな音楽性を備えていたダルレは最も得意としていました。事実、1955~57年に彼女がセッション録音したサン=サーンス/ピアノ協奏曲全集は歴史的名盤として夙に知られています。今回は名演奏家たちと共演した貴重なライヴ録音で、彼女が商業録音を残さなかった作品も入っており、フランスのピアノ作品を愛する方には見逃すことのできない一組となっています。 (C)板倉重雄
構成数 | 2枚
〈CD-1〉
ワルツの形式でop.52-6(6つの練習曲より)/ブーレ0p.135-4(6つの左手のための練習曲より)
トッカータop.72-3(アルバムより)* [1953.10.14 パリ]
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 op.75* [1958.12.29 パリ]
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 op.44** [1971.2.16 パリ104スタジオ]
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、
指揮:ロベルト・ベンツィ
〈CD-2〉
ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.22+ [1962.2.2]
ボストン交響楽団、指揮:シャルル・ミュンシュ
チェロ・ソナタ第1番 ハ短調 op.32* [1954.10.2 パリ]
モーリス・マレシャル(チェロ)
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 op.103+ [1965.1.3]
ニューヨーク・フィルハーモニック、
指揮:トーマス・シッパーズ
【演奏】
ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)
Archives de la RTF, Document INA*
Archives de l'ORTF, Document INA**
International Piano Archives, University of Maryland+
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1.[CD]
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2.[CD]
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往年のフランスの大ピアニスト、ジャンヌ=マリー・ダルレ(1905~99)の未発表放送音源が二枚組で登場!曲目は彼女の極めつけ、師匠筋にあたるサン=サーンス作品。しかも共演者がミュンシュ、シッパース、ベンツィ、ソリアーノ、マレシャルと、夢のような顔合わせである。何という豪華絢爛たるピアニズムだろう!宝石箱をひっくり返したような色彩の横溢、軽やかなリズムによる素晴らしい指の走り、激しい情熱の高揚と果てしない想像力の拡がり…。これだけ激しく感情表現を行いながら全体として洗練された感覚と造形を示すのも凄い。印象派以前の19世紀フランス音楽の爛熟がここに刻み込まれている。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.145(2020年4月20日発行号)掲載)
特にダルレのソロとソリアーノとのデュオが凄まじい❗今では絶対に聴けない艶があります。それにしても、ソリアーノにこれほどの録音が遺されていたことにビックリしました……なぜLP録音が無いのか?……このCDにおさめられた恐るべきテンションの高さを聴くまで、それが彼女の技術(の劣化)によるものだったのだと勝手に誤解していました。
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