冨田勲へのリスペクトも込められた全4曲39分の宇宙遊泳。
ノルウェーが誇る実力派音楽集団のフライング・ロータス率いる〈Brainfeeder〉への移籍第一弾作品。プログレッシヴな仕掛けよりも持ち前のスピリチュアルな遊泳を全面的に展開。冨田勲へのリスペクトも込められた「Tomita」で流線的に惹き込まれ、あれよあれよと先行シングル「Spiral Era」に至った頃にはスケール感に溺れてしまう。
(C)梅田大阪マルビル店:松島 友裕
タワーレコード(2020/08/07)
現代音楽からプログレッシヴ・ロック、ジャズ、エレクトロニカまで様々なスタイルを取り入れながら活動をしているノルウェーが誇る異能音楽集団ジャガ・ジャジストが、実に5年ぶりとなる最新アルバム『Pyramid』をフライング・ロータス率いる〈Brainfeeder〉よりリリース!
バンドにとって初となるセルフ・プロデュース作品となった本作は、日本人の作曲家でシンセ奏者の冨田勲に捧げられた「Tomita」や、フェラ・クティが活動拠点としたライヴ・ハウスに由来する「The Shrine」などアルバムそのものをコンセプト・アルバムとは形容せずとも、各楽曲のタイトルをコンセプチュアルなスタート地点と位置付けており、聴き手は楽曲からどんな物語も描きだすことができる全4曲39分を収録。電子音を駆使した80年代のジャズ・バンドを源泉に、各楽器のミニマルな演奏が有機的なシンフォニーとスケールを生み出す先行シングル「Spiral Era」をはじめ、プログレッシヴなバンド・アンサンブルは円熟の季節を迎えながら、行間にはスピリチュアルでサイケデリックな音楽的至福が溢れる〈Brainfeeder〉からのリリースも文句なしの作品となった。
国内盤CDにはボーナストラックが収録され、解説が封入される。
発売・販売元 提供資料(2020/02/28)
長い年月を経て積み上げられてきた音楽の歴史の中で、現代でも語り継がれる巨匠フェラ・クティや冨田勲へのリスペクトも込められたジャガ・ジャジストの5年ぶりとなる新作は、フライング・ロータス率いるブレインフィーダーからのリリース。ディスコ、アフロビートや現代音楽を採り入れたこのアルバムは、はるか昔から多くの先人が積み上げてきた音楽のピラミッドに新たな一石を加える大作だ。ぜひこの音の輪廻に浸ってほしい。
bounce (C)長谷川義和
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)