2000年代のUKロック・シーンに颯爽と登場し、その若さ故の疾走感溢れるギター・ロックでファンのハートをがっちりとホールドしたロンドン郊外、ウェルウィン・ガーデン・シティ出身のスリーピース・バンド、ザ・サブウェイズ。デビュー当時平均年齢18歳だった彼ら、世界のライヴ・シーンでも、レディング/リーズ・フェスティヴァルへの5年連続出演をはじめ、そしてグラストンベリーやTイン・ザ・パーク、ドイツのRock Am Ringなどのメジャーなフェスティヴァルで人気バンドとしての評判を確固たるものとした。ここ日本でもサマーソニックや単独公演で来日を果たし、大きな話題を集めた。
2015年に通算4作目となるセルフ・タイトル・アルバムをリリースし、続く2016年にはアコースティック・ナンバーを集めたEPをリリースした以降、メンバーそれぞれ、バンドを離れた活動を行っていたが、デビュー・アルバム『YOUNG FOR ETERNITY』の発売15周年を迎える今年、再始動を宣言!15周年記念ツアーと、1stアルバム『YOUNG FOR ETERNITY』と2nd アルバム『ALL OR NOTHING』のアニヴァーサリー・エディションの発売を発表した。
2008年にリリースされた2ndアルバム『ALL OR NOTHING』。ヴォーカリスト/ギタリストのビリー・ランが、過酷なツアーによりできた声帯のポリープの手術を受けざるを得なくなるという危機を乗り越え、ロサンゼルスでレコーディングされたこのアルバムのプロデュースを手掛けるのは、ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ、ソニック・ユースなどとの仕事で知られるブッチ・ヴィグ。バンドの生き残るための闘いを反映したこの作品には、二度と歌えなくなるのではないかというビリーの苦悩やフラストレーション、そして彼とシャーロットとの長年に渡るパーソナルな関係の終焉から受けた精神的打撃が反映されているという。ラウドなサウンドとハードなエッジを持った本作はまたUKとドイツでTOP20入りを果たし、「Alright」や「Girls & Boys」といったライヴでの人気曲も生まれている。アルバム・デビュー15周年を記念してリリースされる本アナログは180グラム重量盤のオレンジ・ヴァイナルで発売となる。
バンドとしての活動を休止していた間、フロントマンのBilly Lunn(Vo./G)はケンブリッジ大学で学び、紅一点のベース、シャーロット・クーパーは母となり、ドラムスのジョシュ・モーガンはフランスに住まいを移したという。そして今、彼らは新しいアルバムの制作に取り掛かっているとのこと。15年前、デビュー・アルバムをリリースした時、Billyはこう語っている。「僕は、歴史に残るような素晴らしいアルバムを何枚も作りたいだけなんだ。」ミュージシャンとして、また人間としても成熟した彼らだが、そのアティテュードは今も変わっていない。
発売・販売元 提供資料(2020/03/19)
Adhering to the age-old Brit-rock playbook that dictates your second album must be tailored to appeal to American audiences, the Subways recorded their second album All or Nothing in Los Angeles under the direction of producer Butch Vig, the man who helmed such '90s landmarks as Nirvana's Nevermind, L7's Bricks Are Heavy, and Smashing Pumpkins' Siamese Dream before forming Garbage. Vig is an ideal choice for a trio so steeped in '90s alt-rock that they can't help but swipe titles from alt-rock hits of yesteryear: the album opens with "Girls & Boys" (just like Blur's 1994 hit), a couple of tracks later they get to "Alright" (just like Supergrass' 1995 single), and then get to "Turnaround" (Devo via Nirvana); they even unwittingly pay homage to the grunge-era Brad Pitt film with "Kalifornia." All this is appropriate, as Vig helps turn All or Nothing into a perfectly fine post-grunge album that could have easily come out in 1998 as 2008. The Subways' youthful exuberance has been harnessed, streamlined, and scrubbed, so there's not much kinetic energy but a whole lot of professional punch, which not only makes them sound just a little bit older than their years, but also has the effect of blunting whatever sorrow guitarist/vocalist Billy Lunn has channeled into his songs about breaking up with bassist Charlotte Cooper. A modern-day Rumours or Shoot Out the Lights, All or Nothing isn't, largely due to the glossy veneer Vig puts on the band -- something that is appealing on the surface, especially when the Subways have a good punk-pop song like "Kalifornia" or "Shake! Shake!" (or the very British Brit-pop of "Move to Newlyn"), but has the end effect of dulling both the emotional pull of Lunn's tunes and the Subways impact as a band. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi
2005年のファースト・アルバムでリスナーから圧倒的な支持を得たUKの3人組が、ブッチ・ヴィグ(ニルヴァーナ、ソニック・ユース)をプロデューサーに迎えて約3年ぶりとなる2作目をリリース! 衝撃的なデビュー以降の過密スケジュールやフロントマンの病気などを乗り越え、より強い絆で結ばれた彼らが、ここではフィーダーを彷彿とさせる骨太でピュアでメロディアスなギター・ロックを炸裂させている。凄い!
bounce (C)白神 篤史
タワーレコード(2008年07月号掲載 (P103))
イギリスのバントなのにUSロックの様な骨太さと土臭さを持った重量感のあるギターとベース、尖ったヴォーカルを中和させるBa.シャーロットのコーラスも個人的にツボ!
細かい小細工無しの正統派ロックンロールですが、勢いだけではなくそのソングライディングも素晴らしいです!M-1.3.4.5.6など特にオススメ♪