デビュー作がプラチナディスクを獲得しブリット・アワードにもノミネートされたイギリスのシンガーソングライター、ルーマーの6年振りとなるニュー・アルバムが完成。カントリーのソングライター、ヒュー・プレストウッドの楽曲をカヴァーした5枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2020/04/03)
デビュー作がプラチナディスクを獲得しブリット・アワードにもノミネートされたイギリスのシンガーソングライター、ルーマーの6年振りとなるニュー・アルバムが完成。カントリーのソングライター、ヒュー・プレストウッドの楽曲をカヴァーした5枚目のアルバム『ナッシュヴィル・ティアーズ』リリース。
ルーマーは音楽のスポットライトから離れて南部で暮らしていた時、カントリー・ミュージックに夢中になっていた。そうした中、Nashville Songwriters Hall of Famerのメンバーで、Trisha Yearwood、Alison Krauss、Judy Collins等に曲を提供する作曲家、Hugh Prestwoodの作品と出会い、これが当『Nashville Tears』を制作する契機となった。アルバムはStarstruckスタジオでFred Mollinのプロデュースにより制作。これまでに録音されたことのないHugh Prestwoodの楽曲を含む全15曲が収録されたカヴァー・アルバムが完成した。
バート・バカラックやリチャード・カーペンター、エルトン・ジョンなどをはじめ、数多くのポップスの伝説達からも愛されるイノセントな歌声の持ち主、ルーマーが贈るカントリー愛溢れた作品。ノラ・ジョーンズ好きも必聴です。
日本盤ボーナス・トラック収録、解説付
発売・販売元 提供資料(2020/03/12)
バカラック& デヴィッド作品集に続くこの5作目において彼女が取り組んでいるのは、カントリー・テイストをベースにしたまろやかなアコースティック・ポップ作り。ペダル・スティールの響きなどの影響で全体的にアーシーな風合いは高めだが、情緒豊かな演奏陣とのマッチングが絶妙だし、何よりも歌声のふくよかさがいっそう増している点は見逃せない。"Bristlecone Pine"などに色濃く浮かぶUKフォーク的な味わいもまた新鮮。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.441(2020年8月25日発行号)掲載)