Katie Crutchfieldのプロジェクト、WaxahatcheeがBrad Cook をプロデューサーに迎えモダンなタッチを兼ね備えたアメリカーナ・サウンドを目指したニュー・アルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2020/03/12)
ケイティ・クラッチフィールドのプロジェクト、Waxahatchee(ワクサハッチー)が前作『Out In The Storm』から2年半振りとなるニュー・アルバム『Saint Cloud』をMerge Recordsからリリースする。
Merge契約後、最初のアルバム『Ivy Tripp』(2015)、そしてSonic YouthやDinosour.Jrなどを手掛けてきたJohn Agnelloをプロデューサーに迎えた『Out In The Storm』(2017)での90年代のオルタナティヴ・ロックの質感をもった激しいギター、洗練されたノイズ、パンチのあるサウンドは現在彼女が拠点とするフィラデルフィアのシーンを特徴付け、急成長する新しい世代のシンガー・ソングライターに大きな影響を与えた。しかし新作となる本作『Saint Cloud』で彼女は近作で試みていたサウンドのレイヤーを取り除き、自身の歌声と歌詞の為の空間を意識。その試みは現代の代表的なストーリーテラーの一人として登場した彼女に相応しい、モダンなタッチを兼ね備えたクラシックなアメリカーナ・サウンドを生み出した。
レコーディングは2019年の夏にテキサス州トルニーロのSonic Ranchとニューヨーク州スタイベサントのLong Pondで、Brad Cook (Bon Iver, Big Red Machine)をプロデューサーに迎え行われた。またそのアルバムのビジョンを確固たるものにするためにケイティはデトロイトを拠点とするバンド、Bonny DoomのBobby ColomboとBill Lennox、Hiss Golden MessengerやBonny Light Horsemanで活動するJosh Kaufman、そしてKevin Morbyのバンドでプレイするドラマー、Nick Kinseyをゲスト・ミュージシャンとして起用し、これまでのどのアルバムよりも幅広いサウンドパレットを作り上げた。
本作『Saint Cloud』はケイティ・クラッチフィールドの新たな旅の始まりを告げる1枚であり、2020年インディー界を代表するような傑作となっている。
発売・販売元 提供資料(2020/03/02)
アラバマ州バーミンガム出身の女性シンガー・ソングライターによる5作目は、ノイジーなギターが鳴り響くグランジーな前作から一転、歌と生楽器を中心に据えたフォーキーなアメリカーナ作品に。主役の声とメロディーはいままで以上に感傷的で郷愁を誘い、聴き手の涙腺を刺激するには十二分。乾いた質感のシンプルなバンド・サウンドが良い意味で歌を引き立てていて、何回も繰り返し聴きたくなるアルバムですね。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)