ビリー・アイリッシュにも多大な影響を与えThe xxやブラッド・オレンジ好きまでを虜にする実力派女性SSW、ラプスリー最新アルバム完成!
レーベル争奪戦の末、若干19歳で〈XL Recordings〉と契約を果たし2016年にリリースしたデビュー・アルバム『Long Way Home』はクラブ・ミュージックとポップ・ミュージックを繋ぐスタイリッシュでアーティスティックなサウンドで、ここ日本でもアデルに次ぐ希少な存在として大ブレイクを果たした実力派女性SSWのラプスリーが最新作『Through Water』をリリース!
DJコーツェによるエディットバージョンが世界中で流行した「Operator」や「Station」「Falling Short」などのヒット曲が収録されたデビュー作は、ビリー・アイリッシュを筆頭にエレクトロニック・ミュージックへの関心が高い新世代のアーティストたちに大きなインスピレーションを与えた。
約4年振りとなる本作は彼女自身が全曲作詞作曲/プロデュースを手掛けており、アルバムの収録曲は100曲以上の中から厳選されたもので、彼女が新たに得た自信やアーティストとしての明瞭性や自己認識が反映されている。
また、彼女の個人的な経験や大人になることについての物語もサウンドに色濃く表現され、水、気候、天気、自然などのテーマと共に重ね合わせられている。
デビュー作に比べるとドラマティックな曲展開は若干影を潜める一方で、彼女の持ち味でもあるジェイムス・ブレイクやThe xx、ライ(Rhye)といったアーティストにも通じるエレクトロニックかつミニマルなサウンドはアルバム全体を通してよりスケールアップしている。
限定輸入盤LP(クリア・ヴァイナル)に付属する7インチ収録の楽曲「Online」がボーナストラックとして追加収録されている。
発売・販売元 提供資料(2020/02/05)
ビリー・アイリッシュをはじめとする若い世代のシンガー・ソングライターたちから支持を集めるラプスリー、4年ぶりのアルバム。引き続きジェイムズ・ブレイク+ジェイミーXXな趣向を凝らしたプロダクションに耳を奪われつつ、今回は未来の自分を励ますポジティヴ・ソング"Womxn"(テイラー・スウィフトもプレイリストに選出!)に顕著な、力強さを増したスモーキーな歌唱が聴きどころだ。
bounce (C)青木正之
タワーレコード(vol.437(2020年3月25日発行号)掲載)