結成から40年を迎えた今も尚、UKやヨーロッパを中心に多くのプログレ・ファンを惹きつけ続けている英国のいぶし銀プログレッシヴ・ロック・バンド、マリリオン。その彼らにとって通算8作目となるアルバムが『AFRAID OF SUNLIGHT』である。1995年にリリースされた本作は、全英チャートの16位を記録し、アルバムからはシングル「Beautiful」が全英TOP30ヒットとなった。
2019年11月に発売された『AFRAID OF SUNLIGHT』のデラックス・エディションから、2019年制作のマイケル・ハンターによるオリジナル・アルバムのニュー・リミックス音源が独立したCDとして発売!
彼らの作品の中でも美しいメロディの楽曲が際立つ『AFRAID OF SUNLIGHT』。『SOMEWHERE ELSE』以降の彼らの近作をプロデュースしているマイケル・ハンターが手掛けたニュー・ミックスから、アルバムの新たな美しさを見出すことができるかも知れない――。
発売・販売元 提供資料(2020/01/31)
Afraid of sunlight was Marillion's first real progressive album since Fish had left the band. While it does not rank as high as classics like Script for a Jester's Tear or Fugazi, it still has some very strong moments. "Cannibal Surf Babe" is a tribute to the '60s (sort of). It starts off like the Beach Boys' "California Girls" before turning into the nightmarish tale of a cannibal woman! But the best moments are in the second half of the album, with tracks such as "Out of This World," "Afraid of Sunlight," and "King." As usual with Marillion, the keyboards stand out the most. There are some very beautiful melodic moments and perhaps a better mix between calm and agressive melodies than on previous albums made with Steve Hogarth. ~ Alex S. Garcia
Rovi
完全主義から脱し、UKロックを思わせる穏やかで浮遊するメロディーを導入し始めた8作目。「ヒーローの光と影」をテーマにしたコンセプト・アルバムでもある。現代的なタッチは前作「Brave」同様だが、キャッチーなポップ・センスは減退。メロディーとバックが不協和音になっている曲が増えるなど、現代音楽の要素が強くなっている。
Tr.1「ガスパチョ」のヴァース部分はまさにその典型。世界王者ボクサーの家庭内暴力を描いた曲で、♪服に付いたその染みは、本当にガスパチョ(スープの一種)ですか? という問いかけが深い余韻を残す。
Tr.3「ビューティフル」は、UKロック・バラードの人気曲。2種類シングルが切られ、久しぶりにヒットを記録した。美しいものを踏みつけるこの世の中に、美しくある信念を持て、と歌う。
Tr.5「アウト・オブ・ディス・ワールド」は高速艇で世界記録に挑戦し、湖に散ったレーサーを歌う。美しく漂う旋律の裏に、深い悲しみが宿っている、そんな曲だ。
そしてハイライトがタイトル曲 Tr.6。ドラム・ループも使った電子的な曲だが、高い叙情性を持つメロディーにより、バンド最高傑作だ!と言う人もいる。栄光を掴んだヒーローが、何時しか日の光さえ恐れるようになる。華やかな舞台のすぐ向こうにある、人知れぬ孤独。このアルバムはそんな世界を描こうとしている様に思う。