ジュノ賞を複数回獲得するカナダの偉大なソングライター、ロン・セクスミス。歴史的名盤『ロン・セクスミス』から25周年となる2020年、盟友ドン・カーのプロデュースによるニュー・アルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2020/03/12)
メジャー・デビュー・アルバムとなった歴史的名盤『Ron Sexsmith』から25周年となる2020年、ジュノ賞(カナダのグラミー賞)を複数回獲得するカナダの偉大なソングライター、ロン・セクスミスがニュー・アルバム『Hermitage』をリリース。アルバムは長年のホーム・タウンであるオンタリオ州トロントから、より田舎である同州のストラトフォードに移って初となる作品で、ロンにとっては欠かすことのできない盟友、Don Kerrがプロデュース。二人はレコーディングの為、ロンのリヴィングルームに機材をセット・アップ。ドラム以外の全ての楽器をロン自身がプレイしている。
日本盤ボーナス・トラック2曲収録。
発売・販売元 提供資料(2020/02/28)
より田舎にあたるカナダはオンタリオ州のストラトフォードに居を移して初めてのアルバム。長年の盟友でもありドラマーのドン・カーがプロデュースを担当し、ドラムス以外の楽器をロン自身が演奏。もういつもと変わらない上質なポップソング集だが、やはりホーム・レコーディング特有の、密室的で温もりのある音像が素晴らしい。リラックスした彼の声も含め、ハートウォーミングで幸福感に満ちた好盤だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)
もうデビューから25年も経つんですね。この長い期間、堅実に活動を続けていますが、それぞれの作品はどれもがシンガー・ソング・ライター名盤だと思ってます。本当にはずれが無い。
今作は愁いを帯びたしっとりメロディーはますます磨きがかかり、ポップな曲も25年前よりも瑞々しいほど。声にも深みが増し、最初聴いたときにポール・マッカトニーかと思いました。