確固たる技術と情緒溢れる歌心。
大江馨 デビュー!
現在最も期待を寄せられているヴァイオリニストの一人として、近年ますます活躍をみせている大江馨、待望のデビュー・アルバムです。
協奏曲はすみだトリフォニーホール主催の「すみだ平和祈念コンサート2018《すみだ×広島》」からのライヴ録音。大江が2013年に第82回日本音楽コンクールで優勝した際にも演奏した、大変思い入れのある楽曲です。カップリングでは大江が厚い信頼を寄せるピアニスト山中惇史と息の合ったアンサンブルを奏でています。
オール・ドヴォルザーク・プログラムで、彼のテクニックと繊細な音色、抒情的な歌心、すべてがお楽しみいただけるアルバムとなりました。
<大江 馨(ヴァイオリン)>
仙台市出身。5才よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として入学。同時に慶應義塾大学法学部にて学び、卒業後、ドイツ・クロンベルクアカデミーを修了。2019年レオポルトモーツァルト国際ヴァイオリンコンクール第3位ならびに委嘱作品賞受賞、2019年アントン・ルービンシュタイン国際コンクール第2位、2013年日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞他全賞受賞等国内外にて数々の受賞。平成26年度横浜文化賞芸術・文化奨励賞を受賞。
これまでに尾高忠明、山下一史、山田和樹、川瀬賢太郎各氏等の指揮でNHK交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、東京フィル、神奈川フィル、新日本フィル、東京交響楽団など数多くのオーケストラと共演を重ねる。室内楽においては、スティーブン・イッサリス、クリスチャン・テツラフ、アンドラーシュ・シフ、清水和音等の著名なアーティストとの共演も数多い。
これまでに、渋谷由美子、堀正文、漆原啓子、堀米ゆず子、クリスチャン・テツラフの各氏に師事。2010年度ヤマハ財団音楽支援奨学生。2013年度宗次エンジェル基金奨学生。2014,2015年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2016年度よりワオ・コーポレーション奨励金制度対象者。使用楽器は、文京楽器協力のもとBeare International Society より貸与されているJ.B.Vuillaume。
オクタヴィア・レコード
発売・販売元 提供資料(2020/01/31)
現在最も期待を寄せられているヴァイオリニストの一人として、近年ますます活躍をみせている大江馨、待望のデビュー・アルバム。協奏曲はすみだトリフォニーホール主催の"すみだ平和祈念コンサート2018≪すみだ×広島≫"からのライヴ録音。大江が2013年に第82回日本音楽コンクールで優勝した際にも演奏した、大変思い入れのある楽曲です。カップリングでは大江が厚い信頼を寄せるピアニスト山中惇史と息の合ったアンサンブルを奏でています。 (C)RS
JMD(2020/01/29)
ヴァイオリン協奏曲では、ヴァイオリンの温かみのある音と、ひなびた感じがドヴォルザークにピッタリです。最初の1音から惹き込まれました。オケとのバランスも良く、木管楽器の暖色系の色と ホルンの田園風景を感じさせられる響きが ヴァイオリンと調和して素敵でした。
民族色の濃い第3楽章では、楽譜を真正面から見据えた堅実な音づくり。若々しくて好感の持てる演奏が良かったです。
山中さんとのソナタと小品も好演。
どちらも中央ヨーロッパの民族音楽を感じるような 響きを醸し出しているのが 私好みでした。
ドヴォルザークのヴァイオリン作品を聴いてみる と思う方には、チェコの演奏家を飛び越して、ファーストチョイスとして 躊躇なくオススメできるCDです!