ピアニスト上野優子が2017年に行った"プロコフィエフ・ピアノソナタ全曲シリーズ~プロコフィエフにはどのピアノがお似合い?~(全6回)"の第2回ライヴ録音。このシリーズは、彼女が得意とするプロコフィエフのソナタ全9曲に取り組むことで、作曲者の人生の足跡をたどり、また関連する作曲家の作品も採り上げてクラシック音楽の歴史にも触れていくものです。第2回となる本リサイタルではファツィオリを使用。楽器の個性を活かしながら、各曲本来の魅力に迫る、稀有なライヴの模様です。 (C)RS
JMD(2020/01/25)
ピアニスト上野優子が2017年に行った「プロコフィエフ・ピアノソナタ全曲シリーズ~プロコフィエフにはどのピアノがお似合い?~(全6回)」の第2回ライヴ録音。
このシリーズは、彼女が得意とするプロコフィエフのソナタ全9曲に取り組むことで、作曲者の人生の足跡をたどり、また関連する作曲家の作品も採り上げてクラシック音楽の歴史にも触れていくものです。
「プロコフィエフのソナタの成立は、現代のモダン・ピアノの完成とほぼ時を重なっています。各メーカーの音色の違いによって作品にあわせ、同じホールでその違いをお客様と一緒に体感できたら…」と上野は考え、スタインウェイ・ファツィオリ・ヤマハ・カワイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファーの順に使用します。
第2回となる本リサイタルではファツィオリを使用。楽器の個性を活かしながら、各曲本来の魅力に迫る、稀有なライヴの模様です。
<上野優子>
桐朋女子高校音楽科を経て同大学2年次に渡欧、イモラ国際ピアノアカデミー(伊)ピアノ科ディプロマ取得、パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ科コンサーティスト課程ディプロムをアルゲリッチ、エル=バシャ、カツァリス各氏に認められ取得。'09年同音楽院室内楽科コンサーティスト課程ディプロムを首席・審査員満場一致で取得。
全日本学生音楽コンクール、浜松国際ピアノアカデミーコンクール、フンメル国際ピアノコンクール他入賞多数。これまでストレーザ・マッジョーレ湖音楽祭、イタリア・モーツァルト協会例会マチネー、パリ・サルコルトー、ブールジュ・サンボネ劇場、都民芸術フェスティバル、ラフォルジュルネ「熱狂の日」エリアコンサート等々、ソリスト、室内楽奏者として出演する他、モルドヴァ共和国ナショナルオーケストラ、スロヴァキアフィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団などオーケストラ協演も多数。またイタリア国営テレビRAI3、スロヴァキアFM、NHK-FM、インターネットラジオOTTAVAに出演するなど、国内外での活躍ぶりが音楽専門誌、新聞など各メディアで高く評価されている。
現在、演奏活動の他、音楽雑誌など専門媒体での執筆、コンクール審査、レクチャーなども行い、'08年のデビューCDが「レコード芸術」誌において準推薦盤に、'15年のセカンドアルバムが準特選盤に選出されるなど、録音も積極的に行っている。'17年にスタートした「プロコフィエフ・ソナタ全曲シリーズ」は、これまでの「ココロノヒビキ」('10~'14年)、「上野優子with Friends・リストの系譜」('15年~)と共に注目のツィクルスとして話題になっている。これまでにピアノを鬼村弘子、鍵岡眞知子、深沢亮子、有賀和子、F.スカラ、L.マルガリウス、B.ペトルシャンスキー、O.ヤブロンスカヤ、故J.ムニエ、M.リビツキー、J.M.ルイサダ各氏に、フォルテピアノをS.フィウッツィ氏に、室内楽を故G.マルティニー氏に師事。全日本ピアノ指導者協会(PTNA)、日本アレンスキー協会、日本演奏連盟、日本ショパン協会、日本ピアノ教育連盟、日本・ロシア音楽家協会各正会員。昭和音楽大学で教鞭を執るなど、後進の指導にも力を注いでいる。'18年ピティナ・ピアノコンペティション特別指導者賞を受賞。
フォンテック
発売・販売元 提供資料(2020/01/23)