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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年02月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 集英社クリエイティブ |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784420310871 |
| 判型 | 四六 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 国会で起きていること
第二章 活動の立ちあげと展開
第三章 映像がもたらしたもの
第四章 進行中の国会審議を取りあげる
第五章 野党議員による質疑の役割
第六章 路上という公共の政治空間
第七章 臨機応変な番外編
第八章 小さなメディアが開いた可能性
おわりに
街頭に国会審議映像を持ちこんでスクリーンに映しだし、その横で自らマイクを握り、ライブ解説を加え、国会で起きていることを人々に知らせる。これが「国会パブリックビューイング」である。政党や労働団体と組まない独自の活動だ。
「国会をみよう。そして考えよう」と主宰する上西充子教授は呼びかける。本書はそのようにして誕生した「国会パブリックビューイング」という、小さいが新しいメディアによる1年間の活動記録である。
本文「はじめに」より
国会パブリックビューイングの街頭上映は、夕方から始まる。
スクリーンを組み立ててプロジェクターから映像を映し出すので、あたりが暗くないと映像が見えにくいからだ。(中略)
活動を始めたきっかけは、マスメディアや既存の市民運動・労働運動の力だけでは、いま国会で起きている問題について、広く市民に共有されていないと感じたからだ。
このままでは、さらに状況が悪化するという危機感があった。自分の思うように街頭行動をやってみると、反応が返ってくる面白さがあった。
自分たちで街頭行動をおこなう経験を通して、自分たちが主権者であり、政治を変える主体なのだという自覚も芽生えてきた。
従来の市民運動・労働運動に便乗するかたちで新しい要素を付け加えるのではなく、自分たちで独自に団体を作って、自分たちが考えるスタイルで街頭行動を実施してきたからこそ、従来の街頭行動には足をとめなかった人が足をとめてくれていると感じる。
また、自分たちでやってみるという行動を私たちが示しているからこそ、自分もなにかやってみようと動く人たちが、各地で生まれてきていると感じる。

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