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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年02月06日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 河出書房新社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784309417325 |
| ページ数 | 320 |
構成数 : 1枚
はじめに
プロローグ 2011年
三月一一日午後二時四六分から/神戸の記憶/壊滅とはなにか、復興とはなにか/〈災〉の記憶を記録する
第1章 被災地の出版社 2012年3月~
一通の手紙/被災地の続ける力/ラジオの声/神戸で考える「未来への遺産」/仙台/日常と非日常の狭間で/震災と文学/死者と生者を繋ぐ〈ふるさと怪談〉/名古屋の「くつ塚」/立ち止まる覚悟/鎮魂の編集
第2章 絶望を力に変える 2013年3月~
日記/風化に立ち向かう/いま、ここに必要な本/ある記録/地域誌を編む/震災怪談/ちいさな〈声〉があふれている/届かなかったファックス
第3章 瓦礫から本を生む 2013年8月~
三度目の夏/黒塚/生き延びるための物語/災害列島の「平和と安全」/写真に残る風景/本の力/〈被災〉の思想/四年目のはじまる前に/我らが読者へ
第4章 底なしの日々 2014年3月~
二〇一四年三月一一日/失ったなら、生み出さなければ/砂守勝巳さんとの「再会」/それでも海とともに/神戸へ行く/気仙沼の結婚式/三年六か月
第5章 記録を残し、記憶を継ぐ 2014年9月~
沖縄と東北/旧警戒区域へ/変わりゆく町/東北の島尾敏雄/海辺の図書館/四年目の仙台/二〇年目の神戸/被災地の大学との共同作業/宮城県郷土かるた/伊坂幸太郎との対話
第6章 〈被災〉の未来 2015年3月~
四年目の三月一一日/慰霊の日に/若者の思い/本を繋ぐ/新しい命へ/「ブックスみやぎ」の閉店/被災地を生きる作家/熊谷達也/仙台の異邦人/ネパール大地震/仙石線の全線開通/ネパールと東北/死者と生者の夏/地下鉄に乗って
エピローグ 2016年
文庫版エピローグ 2020年
解説 淋しさの水溜り 柳美里
荒蝦夷――2011年3月11日以降の刊行物
東北のちいさな出版社から、日本全国の被災地へ――解散寸前の出版社へ届いたのは、作家、書店、そしてたくさんの読者からの激励の声だった。3.11の絶望に立ち向かった感動の記録。
全国の〈被災地〉へ――この絶望を力に変える
各紙誌話題沸騰の『震災編集者 東北のちいさな出版社荒蝦夷の5年間』がついに文庫化!
日本大震災の大混乱のなか、社員わずかふたりの仙台の出版社・荒蝦夷が決意したのは、地元の〈声〉を編み、全国へ、そして未来へ発信しつづけることだった。「明日の被災者」へむけた、2011年3月から現在までつづく苦闘の日々の記録。「文庫版エピローグ 2020年」を加えた決定版。解説=柳美里

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