クラシック
LPレコード

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在庫状況 について

フォーマット LPレコード
発売日 2020年01月25日
国内/輸入 輸入
レーベルAnalogphonic
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 LP43155
SKU 8808678161557

構成数 : 1枚

【曲目】
クレモナの栄光~The Glory of CREMONA
Side 1
デプラーヌ:イントラーダ(ナシェ編)
ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調Op.2-7
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.2-7~前奏曲
パガニーニ:カンタービレとワルツOp.19
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282~アダージョ(フリートベルク編)
カバレフスキー:即興曲Op.21-1
チャイコフスキー:メロディOp.42-3
Side 2
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.2-6~ラルゴ(コルティ編)
パラディス:シシリエンヌ(ドゥシュキン編)
フバイ:「クレモナのヴァイオリン作り」~間奏曲(フバイ編)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調Op.1-9~ラルゲット(フバイ編)
シューマン:ロマンス第2番イ長調Op.94-2(クライスラー編)
ブラームス:ハンガリー舞曲第20番(ヨアヒム編)
ブラームス:ハンガリー舞曲第17番(クライスラー編)
メンデルスゾーン:5月のそよ風Op.62-1(クライスラー編)

【演奏】
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
レオン・ポンマース(ピアノ)
〔使用ヴァイオリン〕
ストラディヴァリウス/「Ernst」(1709年)、「Joachim」(1714年製)、「Spanish」(1677年製)、「Rode」(1733年製)、「Madrileno」(1720年製)、「Monasterio」(1719年製)
グァルネリ・デル・ジェス/「Plowden」(1735年製)、「De Beriot」(1744年製)、「Lafont」(1735年製)、「Gibson」(1734年製)、「Ex-Vieuxtemps」(1739年製)
アンドレア・アマティ(c.1560-70)
ニコロ・アマティ(1656年製)
カルロ・ベルゴンツィ「Constable」(1731年製)
ガスパロ・ダ・サロ(c.1570-80)

【録音】
1962年6月26日

  1. 1.[LPレコード]
    1. 1.
      Intrada (Desplanes)
    2. 2.
      Larghetto (Nardini)
    3. 3.
      Praeludium (Vivaldi)
    4. 4.
      Cantabile And Waltz (Paganini)
    5. 5.
      Adagio (Mozart)
    6. 6.
      Improvisation, Op. 21, No.1 (Kabalevsky)
    7. 7.
      Melodie Op. 42, No. 3 (Tchaikovsky)
    8. 8.
      Largo (Veracini)
    9. 9.
      Sicilienne (Paradies)
    10. 10.
      The Violin Maker Of Cremona (Hubay)
    11. 11.
      Larghetto (Handel)
    12. 12.
      Romance In A Major (Schumann)
    13. 13.
      Hungarian Dance No. 20 (Brahms)
    14. 14.
      Hungarian Dance No. 17 (Brahms)
    15. 15.
      May Breeze (Song Without Words, Op. 62, No. 1) (Mendelssohn)

作品の情報

商品の紹介

ステレオ初期の名盤、
ルッジェーロ・リッチの『クレモナの栄光』がLPレコードで復活!

Analogphonicはユニバーサル、ソニー、ワーナーといったメジャーレーベルのオリジナル音源をライセンスし、優秀な音質により180グラム重量盤LPをリリースしていることで知られています。当LPは米デッカのステレオ初期の名盤、ルッジェーロ・リッチ(1918~2012)が15のクレモナの名器を弾き分けた『クレモナの栄光』(1963年リリース)を、ユニバーサルミュージック所蔵のオリジナル・アナログ・マスターからエミール・ベルリナー・スタジオのライナー・マイヤールのマスタリング、ドイツ、パラス社による180gLP盤プレスで復活するものです。

アメリカの名ヴァイオリニスト、リッチは超絶技巧家として一世を風靡。LP初期に英デッカに録音したパガニーニのカプリースやサラサーテの小品集、ロマン派の技巧的協奏曲の数々は、1950~60年代に驚きをもって迎えられました。当時提携関係にあった米デッカにも、この『クレモナの栄光』やパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲などを録音し、スピード感あふれるフレージングや引き締まった輝きのある音色、男性的で直截な解釈によりヴァイオリン愛好家を喜ばせました。
(1/2) (C)板倉重雄
タワーレコード(2019/12/26)

米ハイ・フィディティ誌1964年1月号は、LP『クレモナの栄光』(米デッカ DXSE7179)について以下のような記事を掲載しました。

*****

リッチがこの珍しい録音を行ったセッションに参加した人は誰も、スタジオに入ったときに出会った光景を忘れることはないでしょう。ピストルを携帯した探偵2人に挟まれた長いテーブルには、世界で最高の血統書付きヴァイオリンが15挺乗っていました。6挺のストラディヴァリウス、アンドレア・アマティとニコロ・アマティ、5挺のグァルネリ・デル・ジェス、ガスパロ・デサロ、カルロ・ベルゴンツィが750,000ドルのコレクションを構成しました。これらの過去の所有者には、ヴュータン、オレ・ブル、ロード、エルンスト、およびフーベルマンが含まれていました(1人のオーナーは、かつてフーベルマンが用いた楽器を所有しているリッチ氏自身でした)。このコレクションは、アメリカ国内でも有数の希少楽器のディーラーである故レンバート・ウーリッツァー(1904?1963)によって作られました。それは確かに、どのようなヴァイオリン愛好家の心を熱くするヴィジョンでした。

リッチはヴァイオリンを一つずつ取り上げ、マイクから所定の距離に描かれた黄色いチョークマークに足をしっかりと踏みしめ、各楽器の長所を最大限に活用するために選択した作品集を演奏しました。甘美で慎まやかなアンドレア・アマティ(1560年頃製作、手にした最も古い楽器)には、しなやかなデプラネスのイントラーダを。大きくて、深く、ほとんどヴィオラのようなストラディヴァリウス"ヨアヒム"(1714年製)には、ブラームスのハンガリー舞曲第20番を。極めて大きく輝かしい音色をもつグァルネリ・デル・ジェス"ド・ベリオ"(1744年製)には、逞しく肉付きの良いフバイの作品を。力強いストラディヴァリウス"スパニッシュ"(1677年製)には、ロシアの憧れと情熱を蒸留させたカバレフスキーの作品を…。それは卓越したヴァイオリン小品の魅力的なパレードでした。リッチの男性的で直截なアプローチは、それらのほとんどに非常にうまく適合しました。(後略、以上筆者訳)

*****

記事で「750,000ドルのコレクション」とあるのは1963年当時の相場で2億7千万円ということになりますが、現在ならば一挺でその金額を軽く超えてしまうほど価格が高騰していることは、皆様よくご存知のことでしょう。なお、米デッカのオリジナル盤にはブルッフのヴァイオリン協奏曲の冒頭のソロ部分を各楽器で弾き比べた7インチ盤が添付されていましたが、今回は英初出盤(英ブランズウィック SXA4521)に倣って製作されているため12インチのLPレコードのみとなっています。もともと優秀なステレオ録音であるこのLPは、Analogphonicの入念な仕事により更に素晴らしい音質となり、各楽器のキャラクターがいっそう際立つことと思います。
(2/2) (C)板倉重雄
タワーレコード(2019/12/26)

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