2005年にドクター・ドレーの「Aftermath/Interscope」から鳴り物入りのデビュー、アルバム『The Documentary』を全米でダブル・プラチナムを売り上げ、一躍時代の寵児となった天才ラッパー、THE GAMEの新作がeOneより到着。タイトルが物語るように、まさにラッパーとしての原点に立ち返ったかのような、90sフィールに溢れるスピットしたラップがサンプリング主体のサウンドに乗る究極の"ラップ・アルバム"に仕上げられた。ゲストもEd Sheeran、Anderson Paak., Chris Brown, Trey Songz、Sly Stone(!!!!)、生前のNipsey Hussle等、計17組のクレジットの踊る豪勢な1枚に! (C)RS
JMD(2020/02/26)
40歳のバースデーにリリースされたキャリア最後のアルバムは、そのフィナーレを華々しく飾るべくエド・シーランを筆頭に21サヴェージやクリス・ブラウン、アンダーソン・パークら豪華ゲスト勢が参加した2枚組。イントロに続く"No Smoke"から持ち味であるネーム・ドロップを惜しみなく投下してドクター・ドレーや2パックらの名を挙げ、表題曲ではドレーやスヌープの名も織り交ぜて自身のキャリア初期を振り返る。そのアウトロでは故ニプシー・ハッスルによるゲームへのシャウトを挿入して、両者のコラボ曲"Welcome Home"へ繋ぐという展開もニクい。さらにはボビー・コールドウェルやディアンジェロらの名曲をサンプリング・ソースとして贅沢に使った充実しまくりの内容だ。前言撤回して復帰する日を待とう。
bounce (C)Masso187um
タワーレコード(vol.436(2020年2月25日発行号)掲載)
豪華なゲストや90'sな音にも注目ですが、やはり主役は相変わらず最強にサグいRAP力でしょう!
この辺りが国内盤で発売されるのも嬉しいですね。