スイスを代表するヴォーカリストとして地位を確立
2015年の来日パフォーマンスも鮮烈だったアンドレアス・シェーラー
ヒルデガード・レーント・フリーゲンとして6年ぶりの新作
スイスを代表するヴォーカリストとして地位を確立したアンドレアス・シェーラーのヒルデガード・レーント・フリーゲンとして6年ぶりの新作。ACTからはバンド初のオリジナル版リリース作。
ルツェルン・フェスティバル・アカデミー・オーケストラとの総勢66名の大編成によるコンサートを収めたライヴ・アルバム『The Big Wig』では、2017年に鮮烈なACTデビューを果たし、ヨーロッパのジャズシーンを驚かせた。その後も、バンドは別々の活動で才覚を発揮し、それぞれヨーロッパのジャズシーンで活躍している。
シェーラーはACTからマイケル・ウォルニー(p)、ヴァンサン・ペラ二(acco)、エミール・パリジャン(sax)とのカルテットでのライブ盤『Out of Land』、ルカス・ニッグリ(ds)とのカルテット『A Novel of Anomaly』を続いて発表。
出演者として2015年の来日公演の際のシーンを含めたドキュメンタリー映画『Der Klang der Stimme』では、ゾロトゥルン・フィルムフェスティバルで大衆賞を受賞。シェーラーが《声》をどの様な音に表現するか限りなく追求する様子が描かれている。
ヒューマン・ビートボックスや楽器の模倣などを多用していた前作等とは違い、もっとパーソナルで、彼が一番大切にしているドラマトロジーをミュージカルのワンシーンの様に彷彿とさせる作品。ヴォーカル作品としてだけではなく、バンドのメンバーの演奏も今作品の魅力。
友人でもあるヴァンサン・ペラ二(acco)がゲスト出演のM6"Embraced By The Earth"は、スイスの新星ヴォーカリストのジェサナ・ネミッツともデュエットし、今作品に全く違う味わいを添えている。
発売・販売元 提供資料(2020/02/13)