きっと 春は くる

何度も、何度も聴きました。
声と歌と曲と伴奏が相乗効果となり、出来上がったすがすがしく秀逸なこのアルバムを。
木内さんの歌からは 自然な日本語が聞こえてきました。
それは母音がレガートに流れて、言葉や文章が適切に区切られており、フレーズがラインを描いているからです。
そしてこれは日本の歌を歌うすべての方に願っている、「音と言葉と文章」の表現でした。
素敵な新しい日本の歌を聴かせてくれた、木内さんと朝岡さんに感謝を込めて。 中村健(テノール)

幸せの 贈り物
銀河の夢を乗せて、木内弘子さんの美しい愛のCDが、旅立ちました。
木内弘子さんの透明な歌声には、優しさ、はかなさ、強さ、勇気が、
生きる希望となり、胸に心に響いてきます・・・
作曲家の朝岡真木子先生による、愛あふれる素晴らしいピアノの伴奏と、
木内弘子さんの尊い歌声がひとつになり、
海や空や街や故郷に出会える、かけがえのないCDが、生まれました。
このCDは、地球への、幸せの贈り物になることでしょう・・・ 星乃ミミナ

＜木内弘子＞
武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。武蔵野音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻修士課程修了。二期会オペラスタジオ研究生第34期修了。その後は二期会千葉ブロックコンサート、千葉県文化振興財団主催アリア&トークコンサートや宗教曲ソリスト、市川オペラ振興会オペラ『黒蜥蜴』早苗役等、地元千葉を中心に活動。出産育児の時を経て、伊藤京子氏に師事し日本歌曲の研鑽を重ねる。2000年二期会日本歌曲研究会発足と同時に入会。第1回目より「二期会日本歌曲研究会演奏会」に出演。2010年リサイタル開催。2016年「朝岡真木子歌曲の夕べ」出演を期に朝岡氏と出逢い、その後毎年二期会のメンバーと共にその作品を歌う演奏会を開催。2018年には「二期会Days日本の童謡誕生百年を記念して～歌い継がれてきた童謡から現代・朝岡真木子の童謡まで～」に出演。
これまでに、伊藤京子、故光信貞録、光信捷彦、リーゼロッテ・エッガーの各氏に師事。
中村健「にほんのうた境塾」にて日本歌曲の研鑽を深めている。
千葉県香取市出身。香取市文化協会音楽部理事。千葉萌陽高等学校非常勤講師。
日本演奏連盟会員。二期会会員。

＜朝岡真木子＞
東京藝術大学附属音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。2011年、童謡集「音のポケット」により第41回日本童謡賞を受賞。
歌曲集「海六章」(音楽之友社)、「花筏」(全音楽譜出版社)、「音のパレット1」「音のパレット2」(音楽出版ハピーエコー)、女声合唱曲集「花のなみだ」(全音楽譜出版社)、女声合唱とピアノのための組曲「妖精模様」(全音楽譜出版社)、「クラブサンのための4つの小品」(日本作曲家協議会出版)、マンドリンオーケストラのための「リオの海風」「リオの祈り」「リオの息吹」(リオ三部作)、モノオペラ「人形の空」「広場の町のクリーニング店」、ミニオペラ「白鷺幻想」「夫の宝物」、オペラ「坦庵」「三百年姫」など作品多数。現在、日本演奏連盟会員、日本童謡協会理事。