『イタリアの四季』四部作の最後を飾る、『Primavera~イタリアの春~』がリリース!生命の息吹を感じる春。ナポリ・マンドリン・オーケストラのリーダー、マウロ・スクイッランテと、イタリアを代表するギタリストの1人サンテ・トゥルジ。2人のアンサンブルが、今回も多彩なイタリアの春の風景を伝えます。 (C)RS
JMD(2020/01/09)
「イタリアの四季」四部作の最後を飾る、「Primavera~イタリアの春~」がリリース!
生命の息吹を感じる春。マンドリンとギターのアンサンブルが、詩情あふれる春の風景を伝えます。
「イタリアの季節を巡る旅は、いよいよ最終章を迎えることになりました。現在までに"イタリアの四季"と題して、秋、夏、冬編をリリースして来ましたが、春=プリマヴェーラでこのシリーズを完結することは、とても感慨深いものです。なぜなら"プリマヴェーラ"という言葉は、イタリア語で「最初のシーズン」という意味もあるからです。つまり私達は、この作品で終わりを迎えるのではなく、ここからまた、新たなる音楽の旅をスタートさせるのです!」
─マウロ・スクイッランテ
2016年9月リリースの「Autunno~イタリアの秋~」からスタートした、イタリアの四季シリーズの最終章が本作「Primavera~イタリアの春~」になります。
ナポリ・マンドリン・オーケストラのリーダー、マウロ・スクイッランテと、イタリアを代表するギタリストの1人サンテ・トゥルジ。2人のアンサンブルが、今回も多彩なイタリアの春の風景を伝えます。
定番のヴィヴァルディの四季からは、協奏曲第1番ホ長調「春」の第3楽章「アレグロ」。イタリアにルーツを持つ、アストル・ピアソラの作品からは「ブエノスアイレスの春」。有名なオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」からは間奏曲を。また聖母マリアは5月に祝われることが多いことから「アヴェ・マリア」を収録するなど、今回も多彩な楽曲で、イタリアの春の風景を詩情豊かに伝えてくれます。
今作についてマウロ・スクイッランテは次の様に述べています。
「イタリアの春がどれほど豊かな季節であることか!多くの動・植物が目覚め、自然はどこよりも豊かな景観を提供してくれます。私達が、本作で表現しようとしたのは、まさにそのような春の風景です。」
また、とても重要なことは、マウロがマンドリン音楽の発展と普及に貢献した、素晴らしい先達の音楽家の曲を本作でも取り上げ、優れた編曲と質の高い演奏でリスペクトを表していることです。それはラファエレ・カラーチェ、ジャコモ・サルトーリ、カルロ・ムニエルの作品を取り上げることであり、そのことはとりもなおさず、マウロ自身のマンドリン音楽の伝道師としての矜持を伝えることにもなります。
マンドリンとギターの名手が描くイタリア春の風景を、CDブックレット収録の篠利幸氏のエッセイを読みながら、ゆったりと味わって頂ける作品です。
発売・販売元 提供資料(2020/01/08)
2006年に『イタリアの秋』からスタートした〈イタリアの四季〉シリーズがついに完結。奏でるのは、ナポリ・マンドリン・オーケストラのリーダーを務めるマンドリン奏者マウロ・スクイッランテと、1990年の東京国際ギターコンクールで優勝したギター奏者サンテ・トゥルジ。ヴィヴァルディの協奏曲第1番ホ長調「春」から第3楽章《アレグロ》や、ジャコモ・サルトーリの《美しい春》など、イタリアの春の風景をイメージさせるバラエティに富んだ16曲が並ぶ。春の暖かさと陽気な雰囲気が感じられる、柔らかい音色で再現された名曲の数々にうっとり…。2人のきらめくアンサンブルに日本の春を重ねたくなる1枚。
intoxicate (C)佐古麻美
タワーレコード(vol.144(2020年2月20日発行号)掲載)