優しさ溢れるメロウネスとエッジの効いた多彩なグルーヴが織りなす傑作。
前作の"ビル・ウィザーズ"トリビュートアルバムでオーセンティックなジャズ・ヴォーカリストの枠を超え、卓越したポップシンガーである事を証明したホセ・ジェイムズが自身のレーベルから放つ第一弾。2013年の同タイトル作はネオ・ソウルとジャズの理想的な融合であったが、本作は先述のウィザーズやビリーホリディ等のトリビュートを重ねて得た確かな経験をもとに、よりポップ・フィールドに接近した作品となっている。但し、彼の作品に流れ続けるエッジの効いたグルーヴは更に進化を見せており、彼のキャリアがネクストステージに到達した事を実感させる傑作だ。
(C)グランツリー武蔵小杉店:河田 良介
タワーレコード(2020/02/14)
その歌声は、甘く危険な香り。
シーンにおいて人気を決定づけたアルバムの第2弾!
現代ジャズ・シーンの最先端を走るヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。ブルーノートから独立し、自身のレーベル「レインボー・ブロンド」からリリースするニュー・アルバム。
2013年に発表されホセの人気を決定づけた『ノー・ビギニング・ノー・エンド』の第2弾で曲ごとに多彩なゲストを迎えている。第1弾を発表以降、インディー・ロック、コンテンポラリーR&B、そしてビル・ウィザースへのトリビュートなど、さまざまな音楽の旅を続けてきたホセが原点に帰って放つ強力作です。
【参加メンバー】
Key: 大林武司、クリス・バワーズ、ブレット・ウィリアムス、ターリ
G: マーカス・マチャード、ホセ・ジェイムズ、アラン・ハンプトン、ブライアン・ベンダー
B: ベン・ウィリアムス、アラン・ハンプトン
Ds: ジャスティン・ブラウン、ジャマイア・ウィリアムス
Per: アルベルト・ロペス
発売・販売元 提供資料(2020/01/29)
現代ジャズ・シーンの最先端を走るヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。ブルーノートから独立し、自身のレーベル<レインボー・ブロンド>からリリースするニュー・アルバム。2013年に発表されホセの人気を決定づけた『ノー・ビギニング・ノー・エンド』の第2弾で曲ごとに多彩なゲストを迎えている。第1弾を発表以降、インディー・ロック、コンテンポラリーR&B、そしてビル・ウィザースへのトリビュートなど、さまざまな音楽の旅を続けてきたホセが原点に帰って放つ強力作です。 (C)RS
JMD(2019/12/11)
ディアンジェロの《Voodoo》('00)に呪いをかけられた2000年代のアーティストたちの行く末を、グルーヴやサウンドのパースペクティヴの変化に求め批評家たちはこの20年ずっと耳を凝らしてきた。ジャズでは特にロバート・グラスパーやミシェル・ンデゲオチェロ、そしてこのホセ・ジェイムズの音楽に関心が集まっていたように思う。『Black magic 』('10)では、タイトルそのものがVoodooに由来していたし、それは『No Beginning No End』('13)まで持続した。'15年のジャズへ回帰をへて、再び20年ホセがポップをシェイクする。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.144(2020年2月20日発行号)掲載)