ウルトラヴォックスのヴォーカリスト&ギタリストであり、チャリティー・プロジェクト、バンド・エイド、そしてライヴ・エイドをボブ・ゲルドフとともに企画した立役者でもある、ミッジ・ユーロ。実は彼の音楽的キャリアはそれだけに収まらない。ウルトラヴォックス前に活動していたリッチ・キッズやヴィサージ、またソロ・アーティストとして、1970年半ば代以降の英国音楽シーンに確固たる存在感を放ちづ透けている。

40年以上にも亘る音楽キャリアを持つミッジ・ユーロだが、その中でも彼が世界的な注目を集め、ソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせた80年代に焦点を当てたシングル・コレクションが、本作『SOUNDTRACK: THE SINGLES 1980-1988』だ。アナログLPでリリースされる本作には、彼にとっての初ソロ・シングルとなる1982年の「No Regrets」、全英No.1ヒットとなった「If I Was」、ミック・カーンとの「Answers To Nothing」、86年にリリースされた「Call Of The Wild」や「Wastelands」などが7インチ・シングル・ヴァージョンで収録されている。

全10曲の収録曲の中でも、特に大きな注目を集めそうなのがアルバムの最後に収録されている、ケイト・ブッシュをフィーチャーした「Sister And Brother」だろう。1988年にリリースされたセカンド・ソロ・アルバム『ANSWERS TO NOTHING』に収録されたこの曲だが、本アナログでは、アルバム・ヴァージョンとは違う、オルタナティヴ・シングル・エディットが収録されている。

発売・販売元 提供資料 （2019/11/29）