Moonchild、Yazmin Lacey好きは必聴!
サウス・ロンドンのネオ・ソウル新星Ego Ella Mayの1stアルバムが遂にCD化!
レーベル・メイトのMoonchildやUKソウルの英雄Omarとの共演も話題を呼び、Gilles PetersonやMary Anne Hobbsも絶賛、Bandcampの2019年9月度ベスト・ソウル・アルバムにも輝いたネオ・ソウルの新星Ego Ella Mayデビュー作『So Far』がボーナス・トラック2曲を追加収録して待望のCDリリース決定!
Joe Armon-Jones、Shabaka Hutchings、そしてNubyaGarciaなど活況な南ロンドンのジャズ・シーンと交流しながら、CorinneBailey Raeを彷彿とさせる憂いを帯びた歌声で独自のネオ・ソウル道を歩んできた若き才媛のこれまでのキャリアを総括する作品となった本作は"真夜中のMoonchild"とでも形容したくなる太いボトムに妖艶な魅力が蔓延する先行シングル「Tea & Sympathy」を含む全12曲を収録。
制作陣にはTomMischとのコラボレーションでもお馴染みのWu-Luを筆頭にBudgie、MiniD、IAMNOBODI、Warren XcInce、Sivといった同世代の盟友たちが集結し、James Blake初作を更新する音響ヒップホップ・ソウル「Last Time IChecked」、ラッパーKojey Radical参加のサイファイなコズミック・ソウル「Come On」、The Ummahを彷彿とさせるプロダクションに聞き惚れるミッド「Being Loved」や「Rush Hour Crush」など逸曲が並ぶ。また、今回初CD化にあたり、デジタル版未収録のボーナス・トラック「Waiting」と「Pay My Bills」が追加収録される。
発売・販売元 提供資料(2019/11/28)
UK出身のネオ・ソウル・シンガーによる初作。活動自体は10年代前半からスタートしており、過去にはLAのソウレクションからのリリースも。現在はレーベルメイトのムーンチャイルドや新世代UKジャズ勢との接点もあり、そんな才人たちに囲まれた環境を反映してか、本作もクールな質感のネオ・ソウルが並んだ逸品になっている。また、ボッサで始まりブロークンなビートに移る"Tea & Sympathy"をはじめ、随所に小技の効いた構成とビート・オリエンテッドな感触があるのはプロデュースを務めたウー・ルーのセンスだろう。その上で力みなくたゆたうヴォーカルを披露して、ドリーミーな存在感を放つ主役との相性も素晴らしい。こっちのエラ・メイの名前も覚えておいたほうが良さそうです。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.434(2019年12月25日発行号)掲載)