2020年代ポップ・カルチャーの幕開け常に進化を遂げる歌姫、グライムスが放つ新次元のポップ・ミュージックがここに完成!
独学で作曲を学びキャリアをスタートさせ、DIYな宅録女子から世界のポップ・アイコンにまで上り詰めた歌姫/プロデューサーのグライムスが5作目となる最新作『Miss Anthropocene』を〈4AD〉よりリリース。
彼女を一躍スターダムへと押し上げブレイクのきっかけになった『Visions』(2012年作)、そしてNMEをはじめとする多数の音楽メディアで大絶賛された『Art Angels』(2015年作)に続く本作は、ロック・サウンドとインダストリアル・ミュージックの雰囲気を纏いつつ、独特な近未来型サイバー・シンセ・ゴス・ポップから王道ポップソングとしてのキャッチーさも感じ取れ、彼女が幾度も証明してきた音楽的革命を更なる高みへと導いたことを示している。
また、デッドマウスが主催するレーベル〈mau5trap〉に所属するテクノ・シーンの新進気鋭アーティスト、i_oとの共作曲「Violence」や、互いの楽曲に参加し合うほど共鳴し、前作『Art Angels』収録の「Scream」にもフューチャーされていた台湾人ラッパー、潘PANを迎えた「Darkseid」など、今作でも斬新かつ新鮮なコラボレーションを披露している。また、限定輸入盤LPはクリアピンク・ヴァイナル仕様でのリリースとなる。
発売・販売元 提供資料(2019/11/19)
5年ぶりとなったニュー・アルバムのテーマは〈気候変動〉。ということで、前作までのアッパーな空気は霧散し、思慮深くダークなシンセ・ポップ×インダストリアルなサウンドで不穏な近未来を描く。アコギとバンジョーの演出が牧歌的な"Delete Forever"、マウストラップの新鋭i_oとの壮大でスロウな"Violence"などで新機軸を見せると同時に、アルバム全体を支配する重いトーンが彼女のゴシックな魅力を引き出している。
bounce (C)青木正之
タワーレコード(vol.436(2020年2月25日発行号)掲載)