祝福と鎮魂のハードコア・レイヴ スクエアプッシャー最新作ここに完成
スクエアプッシャーが実に5年ぶりとなる最新オリジナル・アルバム『Be Up A Hello』をリリース!!まだプロフェッショナルなキャリアを歩む前から、レイヴの現場などで青春を共にしながらも、先日急死してしまった今は亡き友人へ捧げられた本作は、再びアナログ機材で制作され、90年代初期のスクエアプッシャー・サウンドを益々多彩に広がるそのキャリアで発展させた全9曲を収録。
ハッピー・ハードコアをピッチダウンしたような多幸感あふれるオープナー「Oberlove」に琴線を直撃され、そこに高速アシッドが合流する「Hitsonu」、先行シングルにして邪悪なパルスに前頭葉が崩壊する「Vortrack」、「Nervelevers」や「Terminal Slam 」といったファン歓喜のハードコア・ジャングルから深淵なエンディングへ放り込まれる終曲「80 Ondula」までハードウェアならではの強度や狂度を追求したマシン・ミュージックとパーソナルなストーリーが見事に交錯した作品で、『Do YouKnow Squarepusher』(2002年作品)以来となるお馴染みのロゴをジャケットに鎮座させている。
2020年1月31日に世界同時発売となる本作の日本盤CDには解説とボーナス・トラックとして「Vortrack (Fracture Remix)」が追加収録される。
発売・販売元 提供資料(2019/11/21)
もはや説明不要の鬼才による5年ぶりのフル・アルバム。お馴染みのロゴをジャケットに鎮座させた様相からも原点回帰の心意気が見て取れるように、アナログ機材を用いて制作され、90年代に展開していたマシーン・ミュージックを思わせるサウンドが印象的だ。不穏なブレイクビーツが張り巡らされた先行カット"Vortrack"やハードコア・レイヴの"Nervelevers"など、新たに〈最凶〉を更新してみせた一枚。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.435(2020年1月25日発行号)掲載)