フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年12月05日 |
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規格品番 |
NARD-5070 |
レーベル |
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SKU |
4560205215709 |
それぞれの楽器の響きの魅力もありながら、全体として音楽を高揚させて行くときのワクワク感や、静かな楽章においての緊張感を失わない「ひばり弦楽四重奏団」の演奏には、ともに音楽をする喜びが感じられる。時にドビュッシー&ラヴェルとひとくくりにされることもある2つの弦楽四重奏曲だが、それぞれの個性の違いを浮き彫りにしながら、同時にフランス近代の独特の繊細さを感じさせる演奏の中に、また新しい魅力を発見できる、そんな録音でもある。今後はベートーヴェンを視野に入れながらの演奏活動となるだろうが、ベートーヴェン以外の作曲家の作品にも、彼らなりの個性が発揮されて行く事を期待したい。 片桐卓也(音楽ライター)
<ひばり弦楽四重奏団>
ハレーストリング・クァルテットから30年の時を経て、漆原啓子が中心となって、漆原朝子、大島亮、辻本玲と結成した常設の弦楽四重奏団。2018年2月、東京文化会館にて第1回公演を開催。ベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏を活動の主軸とし、5年に及ぶ長期プロジェクトを開始した。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:55:58
1-4.ドビュッシー:弦楽四重奏曲NOp.10
5-8.ラヴェル:弦楽四重奏曲
【演奏】
ひばり弦楽四重奏団
漆原啓子(第1ヴァイオリン)
漆原朝子(第2ヴァイオリン)
大島亮(ヴィオラ)
辻本玲(チェロ)
【録音】
2019年8月16日,17日
邑楽町中央公民館邑の杜ホール
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1.[CD]
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驚くべき名盤の登場! ひばり弦楽四重奏団は日本を代表する弦の名手が集まった2018年設立の新団体だが、その技術的練度、合奏の有機的融合、音色表現の多彩さ、芸術的香気は既に世界最高クラスである。1曲目のドビュッシーから気迫のこもった曲頭表現、豊かにブレンドしたハーモニー、多彩な表情を浮かべるメロディ、各声部が自在に浮き沈みしてゆくアンサンブルの妙に魅せられる。白眉は黄昏の薄明かりのような第3楽章で、その静謐さはアレクサンダー・ハリソンの絵画「海景」を思わせる。2曲目のラヴェルも情感と陰翳が揺らめき、この作曲家ならではの繊細さも併せ持った切ないばかりの名演だ。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.143(2019年12月10日発行号)掲載)
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