Mack AvenueとOctave Musicがタッグを組むエロール・ガーナーの全12枚のリマスタード・シリーズ、第7弾
1966年4月、11月、ニューヨーク・レコーディング
長い間率いてきたレギュラー・トリオを解散した後の録音
Mack AvenueとOctave Musicが企画したエロール・ガーナーのリマスタード・シリーズ全12枚のうちすでに6枚はリリースされていますが、ここに第7弾が登場しました。この『That's My Kick』は、アムステルダムでのコンサート録音から2年を経た1966年4月と11月にニューヨークでレコーディングされたアルバムで、オリジナル・リリースはMGM。
ガーナーはこの前年に、長い間率いてきたレギュラー・トリオ(ベース=エディ・カルホーン、ドラム=ケリー・マーティン)を解散しており、この2度にわたるレコーディングのうち、4月にはアート・ライアーソン(g)、ミルト・ヒントン(b)、ジョージ・ジェンキンズ(ds)、ジョニー・パチェコ(cga)と、そして11月には、ウォリー・リチャードソン(g)、ミルト・ヒントン(b)、ハーヴィー・ラヴェル(ds)、ホセ・マングアル(cga)と組んで演奏しています。彼らはそれぞれこれらのレコーディングのために集められましたが、コンガ奏者ホセ・マングアルはその後もずっとガーナーの下で演奏を続けていくことになります。
「いそしぎ」、「枯葉」、「イット・エイント・ネセサリリー・ソー」などおなじみの曲がガーナー流のアレンジメントで演奏されている他、ガーナーの魅力的な自作曲も数多く取り上げられ、カルホーン、マーティンとのトリオとはまたひと味異なる演奏を楽しめるアルバムに仕上がっています。ラストの「She Walked On」は、例によって今回初登場の演奏。シンプルなテーマがミッド・テンポで綴られ、ガーナーのメランコリックなソロが続きます。
発売・販売元 提供資料(2019/12/06)
Hot piano and excellent bass by Milt Hinton, with a guest stint by Johnny Pacheco (fl, v, per). ~ Ron Wynn
Rovi