ドイツが誇るアフリカ音楽復刻専門レーベル"Analog Africa"から2018年に発表したドゥル・ドゥル・バンドの『ドゥル・ドゥル・オヴ・ソマリア Vol.1&Vol.2』(AAR-3825)はお陰様で大きな反響を頂きました。そのAnalog Africaが再びソマリア音楽の作品を制作。今回は1972年から91年までの同国のダンス・ミュージック黄金時代のアンソロジー作品で、これが実に素晴らしい内容となりました。
1960年にイギリスとイタリアから独立し"ソマリア共和国"としてスタートした同国は、その後クーデターや内戦が勃発するなど、"世界一危険な国"として知られるようになりました。そんなソマリアの首都モガディシュを拠点に、鍵盤奏者イッセ・ダヒールが中心となって80年代より活動を行っていたのが、先に単独作を紹介したドゥル・ドゥル・バンドでした。本作はそのドゥル・ドゥル・バンドのファンク・ナンバーからスタートし、他にも同バンドの曲を2曲収録。また1977年にナイジェリアのレゴスで行われた"African Festival of Arts & Culture"にソマリア代表として参加し見事アウォードを受賞した国民的バンドのイフティン・バンド(Iftin Band)、ボブ・マーリィ・マナーのレゲエ・ナンバーをコブシを効かせて歌うオマール・シューリ(Omar Shooli)、シックのようなディスコ・アレンジをクールに聴かせるムクタール・ラマダン・リディ(Mukhtar Ramadan Iidi)など、同国で活躍した様々なアーティストたちによる多彩なダンス・サウンドを収録しています。
さらに40ページにおよぶブックレットには関係アーティストへのインタビューや、50枚以上もの貴重な写真を掲載。インタビューされたアーティストの中には亡命している者もいるなど、取材はかなり困難を極めましたが、その甲斐あって当時のモガディシュ音楽シーンの実情がかなり浮き彫りとなりました。
レアー・グルーヴやアフロ・ファンクのファンはもちろん、ソマリア?ソマリランドといった謎の多い国の音楽シーンに興味のある熱心なワールド・ミュージック・ファンにお勧めしたい作品です。
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発売・販売元 提供資料(2019/12/06)
ドイツが誇るアフリカ音楽復刻専門レーベル<Analog Africa>が再びソマリア音楽の作品を制作。今回は1972年から91年までの同国のダンス・ミュージック黄金時代のアンソロジー作品。 (C)RS
JMD(2019/11/23)