ベテラン・ピアニスト、ラファイエット・ハリスJr.の最新作
ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)の完璧なサポートを得たピアノ・トリオ作
プロデュースはヒューストン・パーソン、ルディ・ヴァン・ゲルダースタジオでの録音
オーソドックスなピアノ・トリオ・ファンにお勧めの1枚
ベテラン・ピアニスト、ラファイエット・ハリスJrの最新作、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)が参加したオーソドックスなピアノ・トリオ作品。
1963年生まれ、フィラデルフィア出身,ボルティモアで育ち,現在はNYブルックリン在住。彼のソウルフルな演奏スタイルは幼少時代に教会音楽からスタートし、リズム&ブルースバンドやファンクバンドに所属したことによるもの。作曲家、プロデューサー、アレンジャーでもあるラファイエットはケニー・バロンやバリー・ハリス,そしてブギウギの王様として知られるサミー・プライスらに師事している。マックス・ローチが亡くなるまで彼のバンドでレギュラーピアニストを務め、多くのジャズメン達と交流した。ここ数年はサックス奏者のヒューストン・パーソン・カルテットのレギュラーメンバーとして活躍している。
本作はヒューストン・パーソンがプロデュースを務め、昨年(2018年)の5月、ニュージャージー、イングルウッドクリフスのルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで収録された。収録曲は全12曲、3曲がラファイエットのオリジナル曲。"You Can't Lose With The Blues"は2014年に発売され、自身も参加しているヒューストン・パーソンのリーダー作「The Melody Lingers On」のエンディング曲に収録されているラファイエットの作品のブルースナンバー。他にもスタンダード曲を中心に全曲でブルースフィーリングが満載のラファイエットのプレイを聴くことができる。"Please Send MeSomeone to Love"のピアノソロ演奏もソウルフルである。
長い間トミー・フラナガンのレギュラートリオで活躍していたピーター・ワシントンとルイス・ナッシュのサポートも光る。長い間ルディ・ヴァン・ゲルダーのアシスタント・エンジニアを努めていたモーリン・シックラーの優秀録音にも注目である。オーソドックスなピアノ・トリオ・ファンにお勧めの一枚です。
発売・販売元 提供資料(2019/11/01)