ナスのヴォイス・メッセージによって示唆されていたギャング・スターの16年ぶりのフル・アルバム!サンプリング~チョップ&フリップのマナーによるワン・ループ、そして、ワードのハメ・スクラッチの代名詞にしてレジェンド・プロデューサー、DJ・プレミアとコード・オブ・ザ・ストリートの伝道師、故グルーによる伝説のデュオ、ギャング・スターがまさかのカムバック!『 Hard To Earn』と同年、クラシック「Come Clean」を収録したファーストを発表しているギャング・スター・ファンデーションのジェルー・ザ・ダマジャ、そして翌年、こちらもプリモ全面プロデュースによる金字塔『Livin' Proof』をリリースしているグループ・ホームも集結! (C)RS
JMD(2019/12/05)
MCであるグールーの他界から10年近い時を経て、まさかのリリースとなった伝説的なグループ、ギャング・スターの約16年ぶりとなるニュー・アルバム。DJプレミアの煽りまくりなプレイをフィーチャーしたイントロからMOPが援護射撃した"Lights Out"へ至る流れだけで悶死。芸術的なスクラッチを絡めたプレミアのタイトなプロダクションとグールーのドープなラップの相性の良さはいま聴いてもまったく色褪せることなくフレッシュなものだし、ジェルー・ザ・ダマジャやグループ・ホームといった客演陣の並ぶ様子は往時のファンには感涙モノだろう(ビッグ・シュグ、フレディ・フォックスとの"Militia Pt.4"なんてのも!)。J・コールとの世代を超えたコラボレーションが聴けるのも最高だ。
bounce (C)Masso187um
タワーレコード(vol.433(2019年11月25日発行号)掲載)
MOPはじめフレディー・フォックスら血圧上昇系の客演陣も元気なようで何より。
久しぶりに参加した同窓会の気分でしたが、グールー抜きでもギャングスターを名乗る覚悟が伝わってきます。